今年の冬は寒くならないわりには風が強い日が多いですね。
ちょっとの風ならまだしも、不快を感じる強風です
ここまで風が強く吹く日が多いのは珍しいと思います。
さて、先日2月10日にレオポルド美術館においてオーストリア国家公認ガイドのAkkurediteirungがありました。
これは公認ガイドとして美術館を単独に案内できる登録をするもので、いわゆる研修のようなものですね。
コロナになる前にレオポルド美術館は大きく展示スタイルが変わったので、新しく登録し直すこととなりました。
数回コロナのお陰で中止になりましたが、この前無事に終わりました。
知り合いの同僚と色々な話ができて楽しかったですね。
その時にそうだ、ここもまとめておこうと以前から思っていて忘れていたことを思い出したので、今日はそれをテーマにします。
レオポルド美術館はMQと同時2001年にオープンした美術館で、去年が20周年を迎えました。
この20年間で700万の入場者数、119回の特別展示、7.206のコレクション数になっていますので、短命だったリヒテンシュタイン美術館とは違い、ウィーンにある重要な美術館のひとつとして数えられています。
MQの中に入るとレオポルド美術館はこのように白い四角い建物でよく目立ちます。
この建物は40m x 46m x 24m(高さ)の大きさです。
ここの屋上を御覧下さい。
ここにMQ Libelleの一環で2020年2月に完成した大きなリングを見ることができます。
この屋上空間のコンセプトは2007年からすでにあり、2014年~2018年にかけて徐々に進められていきました。
建物の外側にエレベーターを設置し、外からこの屋上階に美術館の入場とは無関係に無料でアクセスできます。
ここには3つの大きな鋼鉄のリングがモニュメントのように置かれています。
それぞれ直径が13.5m、10.5m、8.4mです。
この屋上階はさらに少し高くなっている所がありテラスが作られていてカフェになっています。
テラスの上にレオポルド美術館の展望台のような建物があるので、それを入れるとレオポルド美術館の高さは約32mとなります。
MQ Libelleは全体で1.350 m²、その内テラスが970 m² 、建物383m²で、建物内部空間の高さが4m、建物自体の高さは7.69mです。
実際はこのリングだけではなく、この展望台全てを含めたこの屋上空間の景観をMQ Libelleと呼んでいます。
レオポルド美術館の館内上階から大きな窓ガラスを通して、印象的な街の景色が楽しめますが、このMQ Libelleの方が開放的で、もっと奥までの視界が広がりお勧めです。
ここはMQのさらに新しい空間です。