オーストリアでは11月22日からロックダウンに入りましたが、やはり買い物などは重要なので去年同様クリスマス前、12月12日から解除され街中は活気が見られるようになってきました。
去年もこの時期同様にロックダウンだったのですが、11月始めからだったのでクリスマス市は全面クローズとなり、クリスマスらしくない異例のクリスマス時期となりました。
でも今年はクリスマス市も11月21日まではオープンしていて、ロックダウンを挟んで12月12日から再開したので、去年よりはクリスマスの空気をずっと身近に感じましたね。
カレンダーではクリスマスは終わっても、街中はまだまだクリスマスの空気を感じます。
今日はウィーンの街中のイルミネーションをお届けします。
コロナ禍であっても例年通り、ウィーンの街中のイルミネーションは見られます。
こちらはケルントナー通りです。
たいてのガイドブックではウィーンの一番の目抜き通りと紹介されていて、国立オペラ座とシュテファン大聖堂を結んでいます。
ウィーンを個人で観光する人はここを何度となく歩くと思います。
3大歩行者天国の中では一番長く、ローマ時代から存在していた歴史ある通りです。
ここは細かいイルミネーションがカーテンのように垂れ下がり、その中には大きな4つの星が輝いていて、それが左右交互に取り付けられています。
今年12月1日の17:30頃です。
まだロックダウン中ですね。
こちらはGraben (グラーベン)のイルミネーションです。
Grabenはケルントナー通りとシュテファン大聖堂の間にあるStock im Eisen Platzからコールマルクトまでの約300mで、広場のような通りで、ウィーンでは最も美しい歩行者天国です。ここにはペスト記念柱も立っています。
ローマ時代ヴィンドボナの頃は堀になっていた所なので、堀=Grabenということです。
ここのイルミネーションは鳥が羽ばたいているような雰囲気で、左右の建物に全部で10個取り付けられています。
イルミネーションがない通常のグラーベンも美しいですが、この時期はひと際印象的です。
多くの人が立ち止まって写真を撮っています。
左側にたくさんのクリスマスツリーが売られているのが見えますね。
本来この場所にはプンシュスタンドがあって、人々が語り合っている光景が見られるのですが、今年はプンシュが飲めなくて残念です。
今年12月4日17:00頃です。
こちらはコールマルクトです。
3つの歩行者天国では一番短く、200mぐらいの通りで、グラーベンとミヒャエル広場を結んでいます。ここには高級店が多く並んでいることで知られ、有名なDEMELもあります。
ここは満天の星のように小さなイルミネーションが無数に灯されていてまるで銀河のようです。
写真はグラーベン側からの眺めです。
この奥に王宮のミヒャエル宮が見えるのですが、ここではほとんどわかりません。
今年12月4日17:15頃です。
イルミネーションがなくてもこれらの通りはウィーンらしくて上品さがあり、歩くだけで楽しくなりますが、クリスマス時期はまた雰囲気が違います。