クリスマスまで1週間を切りました。
今年も去年に引き続きコロナ禍でのクリスマス時期となりましたが、去年と違うのはクリスマス市もコロナ対策の下オープンしました。
しかし、11月22日にロックダウンに突入したので全面クローズとなりましたが、ロックダウンなんて他人事のように多くの人が街中に出ていました。
その後ロックダウンが12月11日をもって解除され、12日からはレストラン、カフェ、ホテルなどは一週間遅れとなるもののクリスマス市は再開され、再び街中に活気が戻って来ました。
クリスマスプレゼントの買い忘れはないかと言わんばかりに、慌ただしく歩く人々の姿が目立ちます。
今年はSpittelberg(シュピッテルベルク)のクリスマス市を最初に掲載し、その後は市庁舎のクリスマス市、Freyungのクリスマス市をお届けしました。
クリスマスまであとわずか、ウィーンで主要なクリスマス市を掲載していきたいと思います。
今日はAm Hofです。
Am Hofのクリスマス市は"Weihnachts Markt Am Hof"と呼ばれています。
Am Hof は歴史的にとても重要な場所で、ウィーンがローマ時代にヴィンドボナと呼ばれていた頃から存在していた部分で、中世のバーベンベルク王朝時代1155年~1156年にウィーンに宮廷を移したハインリヒ2世がここに居城を建設させています。
ハプスブルク家のフランツII/I世がオーストリア帝国を宣言した場所でもあり、 映画「第三の男」でも登場したりと話題が多い広場で、中央には黒のマリア像が立っています。
ウィーンの旧市街地の中で、建物に囲まれている広場としては最も大きく、長さ110mx60m(短い所は約30m)です。
この広場で重要な建物のひとつが写真に見られるAm Hof(アム・ホーフ)教会です。
イタリア的バロック様式の正面がとても印象的です。
この広場を囲むようにしてたくさんの屋台が並んでいますが、どこのクリスマス市もそうですが屋台の数はちょっと少な目です。
コロナ禍・・・狭い場所に密集しないようにという配慮ですね。
このクリスマス市もちろん2G規則で、エリアに入る時には2G証明と身分証明が必要です。
Am Hofには3か所の入口があり、それぞれコントロールを行っています。
この時間帯はあまり混んでいなかったのですが、マリア像の下では多くの人がプンシュを飲んでいましたね。
エリア内でマスクを付けている人はほとんどいませんでした。
花より団子・・・屋台で買う物はあまりないかもしれませんが、クリスマスのこの時期、クリスマス市はなくなてならない存在ですね。
2年ぶりのクリスマス市は何となくどこも新鮮に感じます。