ここ数日は青空がほとんど見られないどんよりした空模様が続いています。
でも一昨日の日曜日からロックダウンが解除され、街中はクリスマスプレゼントを買おうとする人が繰り出していて、活気が戻って来ました。
昨日はショッピングリゾートのG3に行きましたが、結構人出がありましたね。
知り合いの話だとクリスマスプレゼントになりそうな物は売り切れが続出しているそうです。
さて、ウィーンは"森の都"と形容されていますが、ウィーンはヨーロッパの街の中で、街の広さに対して緑の比率が最も高い街です。
ウィーンの中心のリンク道路沿いだけでも6つの公園があり、それ以外にも様々な公園、庭園、並木、街路樹が多く見られます。
ウィーンの街を歩けば、この街は緑が豊かだな~ときっと思われるでしょう。
しかし、その広大な緑を囲むもっと大きな緑がウィーンの森です。
今日はウィーンの街にはどのぐらい多くの街路樹が植えられているのかをまとめてみました。
ウィーン市の面積は約415km²、人口約191万人、東京と同じ23区で成り立っています。
東京は市がたくさんありますが、ウィーンはウィーン市が23区で成り立っています。415km²と言えば、かなり広い街であることがわかります。
見所も中心界隈だけでなく、外側にも多く点在しています。
ウィーンの街には約93.000本の街路樹が植えられていますが、以下簡単にまとめてみました。
右の表はArbeiterkammer・・・略してAK https://www.arbeiterkammer.at/index.html(日本労働組合総連合会のような機関)2021年10月号に掲載されていたデータです。
右側はウィーンのそれぞれの区です。
9.000本以上 | 21,22 |
6.000~9.000 | 2,10,13,19,23 |
3.000~6.000 | 11,12,14,16,18,20 |
1.000~3.000 | 1,3,9,15,17 |
1.000以下 | 4,5,6,7,8 |
Donaustadt (22区)に一番多くの街路樹が植えられているようで、ここだけで1万本以上です。
もっとも22区は面積が一番大きい区でもあり、住居がたくさん建設されていますが、あまりウィーンらしくない区です。
逆に一番少ないのはJosefstadt(8区)で、500本以下です。旧市街の1区はその周辺区と比べると緑が多いことがわかります。
2区にそんなに多くの街路樹があるようには思えないのですが、プラター公園やアウガルテンなどがあるからでしょうか。
ウィーンの街路樹の1/4以上がカエデ、ボダイジュが約15.000本、マロニエが約10.000本です。
ちなみにマロニエが一番多い区は2区です。
緑が多いということは空気の良さにも比例しますね。
ウィーンは"森の都"です。