秋の中央墓地

オーストリアは明日から5度目のロックダウンが始まります。

昨日は市庁舎からのクリスマス市をライブでお届けしましたが、ロックダウンなんかまるで無関係のようなクリスマスのいい雰囲気でしたね。

 

さて、11月1日はAllerheiligen(万聖節)というキリスト教の祝日でした。

日本で言えば御盆にあたるわけですね。

多くの人が墓地に行き、花輪を飾ったり、ロウソクを灯したりと年間を通じて墓地が一番華やかになる時です。

ウィーンで墓地と言えば真っ先に中央墓地が出てきます。

ここは多くの音楽家が眠っていることと、映画「第三の男」に登場するラストシーンの並木道があることで有名です。

年間を通してこの中央墓地にはよく行きます。

特に音楽をテーマにしたツアーの時には必ずと言っていい程ここが入っています。

ここは墓地ですが公園みたいで、のんびり散歩したくなるような所です。

 

11月4日にこの中央墓地からライブツアーをお届けしましたが、その際に撮影した写真を掲載します。

 

右の写真はライブツアーが終わった13:00頃です。

この場所は一番知られた第2門から入ってすぐの所で、奥にはカール・ボロメウス教会が見えていますね。

この時間帯は奥の方から太陽が輝いているので逆光です。

中央墓地を観光される方は必ずここからちょっと奥に行った左側の32A区に行かれるでしょう。

そこには音楽家のお墓が多くあるからです。

 

この時は雲も見えていますが、素晴らしい秋の澄んだ青空が広がっていて、気持ちよく歩くことができました。

 

 

 

こちらはガイドブックで紹介されている一番知られた場所です。

 

墓地の至る所に見られる並木道も秋を感じさせてくれます。

こちらは北海道よりも緯度が高いので、日本の紅葉の美しさとは違い、黄色やオレンジ色が多く見られます。

黄葉です。

 

 

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