10月に入っても日中は25℃ぐらいの暖かい秋晴れが続いていましたが、6日の水曜日から雨マークが登場し、気温も15℃前後と肌寒くなっています。
しかし秋のこの時期の青空は非常に澄んだ色をしていて印象的です。
さて、今日は久しぶりにウィーンの知られざる中庭風景です。
前回の知られざる美しい中庭風景93ではウィーン22区の一角とメルクの街からお届けしました。
こちらはMQの中庭空間です。
MQとは正確にはMuseumsQuartierで、日本語ではよく博物館地区と呼ばれています。
これは1725年馬小屋として建てられた細長いバロック建築が正面に見られ、奥には19世紀の半ばに建築された部分もあります。
1922年からは見本市会場として使われ、2001年にこの建物を残しながら、その中庭空間を大きく改築し、博物館地区としてモダンなスポットに生まれ変わりました。
この写真ではレオポルド美術館、の中からこの中庭空間を眺めています。
外からはわからない現代的な空間が広がっています。
こちらはたくさんのワイン屋さんが連なるウィーンの南の森の一角にあるGumpoldskirchenのあるホイリゲの中庭空間です。
ここはThermenregionと言われるワイン産業地域の一角で、ウィーンの森の端っこ部分に広がる広大なぶどう畑でワイン街道があることでも知られています。
それぞれのホイリゲには雰囲気のいい中庭空間が広がっていて、飲んだり食事をしたりとのんびりした空気を感じます。
ウィーンでもっとも手軽に行けるホイリゲはGrinzingだと思いますが、ここはあまりにも観光化されてしまい、地元の空気をあまり感じなくなりました。
しかし、ちょっと外に足を延ばせばまだまだ地元の空気を感じるホイリゲがたくさんあります。