今日までは日中25℃ぐらい、秋の青空が広がるいい天気ですが、明日からは雨マークが登場していて、気温もかなり下がりそうです。
10月1日から新型コロナウィルス対策措置が厳しくなっているウィーンですが、街中は多くの人が繰り出していて、この気持ちいい陽気を満喫しているようでコロナ禍であることを忘れてしまいそうです。
ウィーンは街中を歩くだけでも楽しいですが、外側にも魅力的な所が数多くあります。
今日はうちがよく散歩するウィーン21区のMarchfeldkanal(マルヒフェルト運河)をお届けします。
ウィーンの有名なホイリゲ街であるStammersdorfの界隈はStadtwanderwegと呼ばれるウィーン市が定めているハイキングコースの5号線があったり、またEuro Vero(ユーロヴェロ)というヨーロッパのサイクリングコースもあるので私は時間ある時に散歩をしたりサイクリングなどを楽しんでいます。
そこに非常に近い所にMarchfeldkanal(マルヒフェルト運河)があります。
ここでも上の写真に見られるようにウィーンとは思えない長閑な風景に出会えます。
"Kanal"は運河です。
ウィーンの中心部にもDonaukanalがありますね。
マルヒフェルト運河は、Niederösterreichから、ウィーンの北側を通り、再びNiederösterreichのRußbachに流れ込んでいる全長約18kmの川のような水路です。
ちなみにRußbachは、Niederösterreich のWeinviertelを流れ、Hainburgでドナウ河に流れ込む約71kmの川です。
マルヒフェルト運河はマルヒフェルト運河システムの一部です。
マルヒフェルト運河システムはドナウ河の水をマルヒフェルト地域に流し、自然地下水の維持と農工業の水使用の持続確保、水害防止、自然の中でのくつろぎを主な目的とした、国とNiederösterreichのプロジェクトです。
運河と言っても実際にここを歩くとわかりますが自然の川のようです。
この川の両側に散策コースが整備されていて、のんびり散歩している人や自転車で走っている人が多くいます。
ここには様々な鳥や魚なども生息していて、ホタルやビーバーも見られます。
マルヒフェルト運河には全部で45の橋が掛けられていて、その橋を渡ってそれぞれの反対側に行くことができるようになっています。
散歩している人や自転車で走る人、ノルディックウォーキングやジョギングなどここを歩くと地元の様々な人に出会います。
ウィーンのこのような所も素敵です。