ウィーンには多くの劇場があります。
真っ先に思い浮かぶのは国立オペラ座だと思いますが、それ以外にも地元で人気ある劇場がたくさんあります。
ウィーンの街は文化に興味ある方が多く、文化水準が非常に高いと思いますね。
これはウィーンがヨーロッパで一番長く続いたハプスブルグ王朝の居城であり、そのハプスブルグ家から歴代神聖ローマ皇帝が多く輩出され、その皇帝の居城であると同時に、ハプスブルグ家自体が芸術・文化を積極的に取り入れたこともあり、ウィーンは非常に文化水準が高い街となっています。
さて、今日はその主要劇場と、年間を通してどのくらいの観客数があるかについてまとめてみます。
劇場名 |
座席数 (立ち席は含まない) |
年間の訪問者数(2018/2019) |
Staatsoper (国立オペラ座) | 1.709 | 628.000 |
Volksoper | 1.261 | 312.000 |
Burgtheater | 1.175 | 294.000 |
Ronach | 1.001 | 268.000 |
Theater in der Josepstadt | 610 | 168.000 |
Theater der Jugend | 230(I)/667(VII) | 134.000 |
Raimundtheater | 1.193 | 131.000 |
Akademietheater | 500 | 121.000 |
Kammerspiele | 471 | 121.000 |
Volkstheater | 970 | 113.000 |
Theater an der Wien | 1.129 | 72.000 |
全体では2.361.000の訪問者数、3.640の公演数です。
あらためてウィーンはオペラ、演劇がとても充実していることがわかります。
特に国立オペラ座は公演数だけではなく、毎日違った演目を上演しますので、特筆すべきものがあります。
この統計はオーストリアの経済情報新聞Wiener Wirtschaft 2021年6月10日号に掲載されていたものです。