夏休みも終わり、来週月曜日から学校も始まります。
新年度ですね。
今年は2回目のコロナ禍での休暇シーズンでしたが、去年と比べるとかなり多くの人がオーストリアだけでなく外国にも出かけています。
検査も充実し、ワクチン接種者も増加していますので、状況は去年とは比較にならないでしょう。
しかし、オーストリア政府は国内における制限措置を9月30日まで延長し、さらにウィーンにおいて陰性証明書の有効期限が9月1日より変更となり短くなっています。
さて、今日は久しぶりにオーストリア政府からの新型ウィルスに関しての統計をまとめてみます。
この統計2020年5月2日が最初で6月6日には新型ウィルスに関しての統計その2を、6月17日には新型ウィルスに関しての統計その3を、7月5日にはその4を、7月20日にはその5を、8月3日にはその6を、8月14日にその7を、8月23日にその8を、8月31日のその9を、10月1日にはその10を、11月23日にはその11を掲載しました。
その後約9ケ月が経過して今年に入って初めての統計を紹介します。
左から・・・
検査数、確定症例、治癒数、死亡数、現時点での発病数です。
左のグラフは陽性となった人の年齢分布の統計、右は100.000人に対しての統計です。
青が男性、黄色が女性です。
1.624の追加利用可能な病院ベット数、686の追加利用可能な集中治療のベット数、
396のベットが利用中、143の集中治療室が利用中。
上の表は発病数100人に対しての年齢別死亡数で、青が男性、黄色が女性です。
右の表は数値で表示されています。
84歳以上の死亡数が圧倒的に多いです。
右の表はオーストリア州別の統計で、100.000人に対しての死亡数となっています。
割合的に死亡者数が一番多いのはSteiermark、次いでKärntenとなっていて、オーストリア全体での平均は118.4人です。
死亡者が一番少ないのはVorarlbergですね。
ウィルスの感染拡大はウィルス自身ではなく、人間が感染させているので、ワクチン接種をした人であっても1人1人がしっかり自覚して行動すれば、結果的に自分、家族を守り、感染拡大はある程度抑えられると思います。
軽率な行動をとる人が多くなっていることも増加に拍車をかけているでしょうか。
ここで紹介したデータはオーストリア連邦保健省管轄である Agentur für Gesundheit und Ernährungssicherheit GmbH (AGES) の新型コロナウイルスの感染状況を示す統計ダッシュボードから引用しています。