5月2日でロックダウンが終わり、博物館なども開き始め、17日からは学校も毎日になり、19日からはカフェ、レストランも営業を再開し、コロナ禍でもだいぶウィーンの街の空気も普通に感じるようになりました。
3G・・・getestet(検査結果が陰性)、genesen(コロナから復活)、geimpft(ワクチン接種)である人がレストランやカフェ店内に座れ、街中では開放的な空気が少しずつ漂い、一昨日6月10日より規制も少し緩和され、6月24日より日本からの入国後の自己隔離措置が原則不要となっています。
さらに7月1日より規制が緩和され、休暇に出かける人が多くなっています。
さて、今日は知られざる美しい中庭風景シリーズです。
前回の知られざる美しい中庭風景92では日本庭園と旧市街の中庭を取り上げました。
今回は郊外です。
こちらはウィーン22区のMoissgasse9番地の中庭です。
この場所はNeue Donau(新ドナウ)とAlte Donau(旧ドナウ)の間にある中州のような所で国連都市などが近くにあります。
非常に大きな中庭空間で、周辺の建物の数は15ぐらいあります。
しかし、それぞれ住所が違うので、大きなひとつの空間でも写真に見られるように塀が立っているので、隣の中庭には通じていないわけです。
駐車場にも利用されているパターンで、日本で言うと団地のような雰囲気ですね。
緑が心を和ませてくれます。
こちらはメルク修道院で有名なメルク旧市街にあるRathausplatz1番地の中庭です。
このアーチ構造からルネッサンス様式であることがわかります。
2階の窓もアーチが取り入れられていますね。
1階の右側のアーチが中途半端に左側の建物に入り込んでいるような視覚的印象を与えています。
この部分だけ残して建物を増築したのか、もしくは意図的にこのような形にしたかはわかりません。
でも2階の窓を見ると左右均等ですね。
地面も石畳、緑があることでさらに落ち着きますね。
この建物は16世紀に建てられました。