3月から始めたウィーンからのLIVE配信もお陰様で軌道にのり、毎回決まった方が参加して頂けるようになり、週2回のペースを基本に私も楽しみながら仕事の感覚を養っています。
どこを御案内しようかとか全くプランはなく、その時に思いついた感じで、あ、あそこにしよう、こんな感じでやってみようかなど、かなりぶっつけ本番的なスタイルでやってます。
最初はウィーンだけと思っていたのですが、アイデアが膨らんで行って、電波さえ確保できれば郊外や遠くに行っても面白いとも思うようになり、しばらく行ってなかったザルツブルクにLIVE配信もかねて泊りで出かけてきました。
ちょうどホテルの規制も緩和されましたしね。
この時はLIVE配信Vol.22で6月12日に少しお届けしました。
今日はザルツブルクその2です。
ザルツブルクはウィーンから300km西に位置し、モーツァルトが生まれた街としてあまりにも有名です。
メンヒスベルク(標高508m)とカプツィーナーベルク(標高636m)の間にザルツァッハ川(全長225km)が流れ、旧市街地と新市街地に分けています。
古代ローマ人が現在のザルツブルクの基礎を築き、ユヴァ―ヌムと名付けられていました。
696年聖ルペルトによって修道院が築かれ、ヨーロッパでも早くから宗教的中心地として重要な街となりました。
こちらはモーツァルトの生家です。
モーツァルトの生家はザルツブルク旧市街のGetreidegasse 9番地にあります。Getreidegasse (ゲトライデガッセ)はウィーンで言えばケルントナー通りであり、ザルツブルク一番の繁華街です。
この通りはローマ時代、バイエルン方面に行く、歴史ある重要な通りの一部でした。ザルツブルクに行けば絶対に
見逃すことがない通りで、建物の中にある様々な通り道(Durchhaus)が印象的です。
写真に見られる建物がモーツァルトの生家で、"Hagenauer Haus"と呼ばれたこの家の日本で言う4階で1756年1月27日に生まれています。
この家の名称は Johann Lorenz Hagenauer という裕福な商人の名で、モーツァルト一家とは友人関係でもありました。
モーツァルト一家はここに1747年~1773年までの26年間住むことになります。
モーツァルトが17歳の時に、一家はここから別の場所へ引っ越していきます。
1880年国際モーツァルト財団はここに博物館を設立させました。
こちらはザルツァッハ川から旧市街の眺めです。
ここから奥に見えるホーエンザルツブルク城の眺めはとても印象的です。
この狭い旧市街に多くの教会が立っています。
この街が昔からいかに宗教的に重要であったかということを感じることができますね。