5月2日でロックダウンが終わり、博物館なども開き始め、17日からは学校も毎日になり、19日からはカフェ、レストランも営業を再開し、ホテルも宿泊できるようになり、コロナ禍でもだいぶウィーンの街の空気も普通に感じるようになりました。
3G・・・getestet(検査結果が陰性),genesen(コロナから復活),geimpft(ワクチン接種)である人がレストランやカフェ店内に座れます。
一昨日7月1日からさらに規制が緩和されています。
日中の気温が30℃を越える日が何日も続き、ここ2~3日は少し涼しくなりましたが、また来週火曜日以降は30℃超える予報が出ています。
学校も昨日で終わり、今日から休暇・・・Ferienです。
早速昨日の午後、今日から休暇に出かける人も多いでしょう。
さて、天気がいい時には家族とよく散歩に出かけたり、子供と自転車に乗ることが多いのですが、自転車はヨーロッパのひとつの文化です。
ウィーンを歩けば自転車で走っている人がたくさんいます。
かつての帝国の都であるウィーンは荘厳な建造物が多く建ち並び、豊かな緑に囲まれた上品で優雅な街ですが、自転車もウィーンの光景のひとつで、ウィーンの街のカラーに完全に溶け込んでいます。
リンク道路を始めとして、街中には自転車専用道路が多く整備されていることがわかります。
観光の皆さんでも乗れるCitybike(シティバイク)のように、自転車を所有していなくても気軽にレンタルできるサービスが多くあります。
街中だけではなく、ドナウ河沿い、ドナウ運河沿い、ウィーン川などにもサイクリングコースが整備されていて、子供から大人まで、スーパーで買い物帰りの方から自転車選手まで多くの人が走っています。
うちのそばにはEuro Veloが通っていて、お気に入りのサイクリングコースとなっています。
Euro Veloは(ユーロヴェロ)1983年に当初12か国で設立され、現在では43ヵ国が加盟しているECF(European Cyclists' Federation・・・ヨーロッパ自転車連盟)が推奨しているヨーロッパ自転車道路網です。現時点で15コースありますが、オーストリアにはEuro Velo 6,7,9,13の4コースが通っています。
御興味ある方は地図をダウンロードできるようにしてありますので参照して下さい。
これを見ても自転車がいかにヨーロッパで人気があるかということがわかります。
いつも走るこのルートは長閑な自然が広がっていて、走っていて本当に気持ちいいです。
Euro Velo 9はBaltic-Adriaticという名称で、全長1.930kmです。
私はこのEuro Vero9にウィーンのStammersdorf界隈からいつも入ります。
Stammersdorfは観光化されていない、地元で有名なホイリゲ街です。
ここにはこのサイクリングコースだけではなく、うちのお気に入りの散歩コースもあります。
Stammersdorfから奥に走って行くと、家が少なくなり、このような自然が広がっていて、整備されたサイクリングロードが果てしなく続いています。
この自然を少し走るとウィーンを離れることになります。
Euro Veloとして認定されるには全体の80%が舗装されていること、傾斜6%以内、2台以上の自転車が並走できる幅であることなどの規定があります。
オーストリアは郊外に数千人単位の街が多く点在していて、街と街の間には美しく長閑で豊かな自然が広がっています。
車で走るともっとそれを実感できますが、Euro Veroのようにヨーロッパを縦断するような長いルートでは多くの街を経由しますので、距離を長く走っているとそれを実感できますね。
ウィーンにいるとは思えないここは本当にお勧めのサイクリングコースです。