昨日よりザルツブルクに来ています。
日中の気温が25℃前後と気持ちのいい初夏の空気を感じます。
6月10日より規制が少し緩和されて、より開放的な空気が街に漂っているウィーンですが、ザルツブルクもも同じように多くの人がカフェのテラスに座っています。
毎日青空が広がるいい天気となっていますが、局所的ににわか雨が降ることがあります。
私のホームページの天気予報も晴れマークの他に雨マークも多く見られます。
さて、今日はこの時期に多く見られる印象的な花をお届けします。
こちらはドイツ語でおそらく
Reichblütige Weigelie
(ライヒブリューティゲ ヴァイゲリエ)、
学名ではWeigela floribunda、
日本語ではヤブウツギと呼ばれています。
スイカズラ科のタニウツギ属、落葉小高木です。
Weigeliaという名はドイツ=スゥエーデンの植物学者であり医者でもあり、科学者でもあるChristian Ehrenfried Weigelに因んでいます。
原産は東アジアで12種類程あり、日本にも固有種があります。
日本では太平洋側と四国に分布しているようです。
たいていこの写真で見られるようにそれぞれの枝が真っすぐ上に伸びる形で咲いて、花の色が綺麗なので遠くからでもよく目立ちます。
開花時期は5月~6月で、5枚の花弁を持ち、花の長さは5cm弱ぐらいで赤に近い濃いピンク色をしています。場合によってはもっと赤っぽく見えるものもあります。
上の3枚の写真は同じものなのですが、太陽の加減によって色が違って見えます。
高さは1m~2mぐらいですがもっと高くなることもあります。
葉は長めで9cmぐらいでしょうか。
葉の先端は急に細長くなっていて、ふちには細かいギザギザが見られます。
こちらでは公園、住宅地の中庭や民家の庭などに多く見られ、純粋なWeigelienではなく、観賞用にアレンジされたWeigelienが多く普及しています。
写真は2021年5月29日15:15頃の撮影で、自宅から3.5km離れた知り合いの家に咲いているものです。