連日27℃~29℃ぐらいの日中の気温で夏を感じるウィーンです。
しかし、ウィーンにしてはかなり湿気を感じますね。
こちらは日本のように梅雨はありませんが、地球温暖化の影響で梅雨のような気候になる日が年々多くなってきているような気がします。
今年も4月、5月は不安定な天気で雨が多く降りました。
それでも日本と比べればかなりカラッとしていると思います。
さて、昨日はこの時期ウィーンにたくさん見られるニセアカシアをお届けしました。
ウィーンの街はこの白いニセアカシアが至る所に見られるのですが、ウィーンでは珍しいパープルのニセアカシアを見つけました。
これはドイツ語でGewöhnliche Robinie
(ゲヴェーンリヒェ・ロビーニエ)、
学名でRobinia pseudoacacia、と
おそらくハナアカシア(Robinia.hispida)の交配種、もしくはRobinia ambigua ‘Decaisneana’ と Robinia hispida ‘Monument’ の交配種かもしれません。
日本語ではニセアカシアパープルローブ?
でしょうか。
マメ科のハリエンジュ属で、落葉高木です。
原産は北アメリカ東部で、日本には明治5年に渡来しました。
ニセアカシアはヨーロッパを始め、色々な所に移植されてオーストリアでも様々な所で見ることができ、街路樹として植えられていたり、山地で野生化しているものもたくさんあります。
高さは10mぐらいになり、開花時期は5月~6月です。
白のニセアカシアはウィーンの街中で必ずと言っていい程植えられていますし、街路樹としても多くの場所で見ることができますが、パープルのニセアカシアは初めて見ました。
個人的には白のニセアカシアよりもこちらの方がいいと思います。
2021年5月27日16:45頃、市立公園の一角で撮影しました。