今年は20℃を越える春の日がとても少ないです。
この時期に30℃を越えた年もありましたが、今年は雨も多く、雲の動きが複雑で中途半端な寒さを感じる日が多いですね。
それでも5月2日でロックダウンが終わり、博物館なども開き始め、17日からは学校も毎日になり、19日からはカフェ、レストランも営業を再開し、コロナ禍でもだいぶウィーンの街の空気も普通に感じるようになりました。
3G・・・getestet(検査結果が陰性)、genesen(コロナから復活)、geimpft(ワクチン接種)である人がレストランやカフェ店内に座れ、街中では開放的な空気が少しずつ漂っています。
さて、今日はこの時期の花を話題にします。
こちらはドイツ語でGroßes Immergrün
(グローセス・インマーグリューン),
ラテン語ではVinca major、
日本ではツルニチニチソウです。
キョウチクトウ科のニチニチソウ属の多年草です。
花の形がニチニチソウに似ていますが色が違います。
地面につる状で這うように群生で生育しています。
似たものでヒメツルニチニチソウ
(Vinca minor) もありますが、こちらの方が花も葉も小さいです。
開花時期は3月~5月ですが場合によっては7月頃まで、また秋にも咲く場合があります。
原産は地中海沿岸で、30cmぐらいまでの高さになり、花の色は紫や青紫が一般的です。
花の直径は5cmぐらいで、5枚の花がプロペラのような形をしています。
葉は卵型でちょっと固めで光沢がある濃い緑色をしています。
こちらでは観賞用としても人気がありますが、自然の中で自生しているのもあります。
2枚の写真は自然の中に生育しているもので,、2021年5月15日 14:00頃 Botanischer Gartenで撮影したものです。