今日のウィーンは朝5:00の時点で気温が3℃と冷え込んでいますが、昨日よりも日中の気温が上がり久しぶりに20℃を越えそうです。
去年から今年にかけての冬はそんなに寒くなかったと思いますが、4月、5月は去年と比べると25℃を越える暑い日がほとんどなく、雨や曇りの日が多いです。
最近天気予報は毎日のように雨マークが見られます。
朝方は太陽が見えて、青空が広がることが多いですが、たいてい昼ぐらいから雲が押し寄せて雨になります。
気温も15℃を越えない日が多く、日本と比べると湿気こそは少ないですが、梅雨の空気が漂います。
さて、今日は再び花をテーマにします。
写真の左に見える薄いピンク色と右に見える白い花の2つは散策路を挟んで隣同士に咲いています。
ドイツ語ではBlumenhartriegel、
学名ではCornus florida L.、
日本語ではハナミズキとか
アメリカヤマボウシです。
ミズキ科のミズキ属で、
薄いピンク色は
Cornus florida L. "Rubra",
白は
Cornus florida L. "Alba"となっています。
どちらも原産は北アメリカで、開花時期は4月~5月、高さ5m~12mぐらいです。
花の色は薄いピンクや白で、直径12cmぐらいでしょうか。
しかし実際の花は直径5mmぐらいの中心にある部分で、色がついた花弁のように見えるのは苞(ほう)と呼ばれている部分です。
苞(ほう)とはつぼみを包んでいた葉のことです。
日本では1912年にソメイヨシノをアメリカに贈り、1915年にその返礼としてアメリカから贈られたことから植栽が始まったようです。
赤っぽい薄いピンクはベニバナハナミズキとも呼ばれているようです。
印象的な花の形からこちらでは観賞用として親しまれています。
5月の始めに掲載したうちの庭に咲いているハナミズキも御覧下さい。
写真は2021年5月15日 14:00頃 Botanischer Gartenで撮影したものです。