5月2日でロックダウンが終わり、博物館なども開き始め、17日からは学校も毎日になり、19日からはカフェ、レストランも営業を再開し、コロナ禍でもだいぶウィーンの街の空気も普通に感じるようになりました。
でも3G・・・getestet(検査結果が陰性),genesen(コロナから復活),geimpft(ワクチン接種)である人がレストランやカフェ店内に座れます。
そんな状況の中で先日の土曜日LIVE配信Vol.16をお届けした後に大好きなカフェハウスのSperlに行って来ました。
Café Sperlは1880年Groß und Jelinekによって、Jacob Ronacherのために作られました。
その年の12月にはSperlファミリーによって受け継がれ、現在でもそのままその名前が使われています。Café Sperl は、ウィーン6区Gumpendprferstr.11番地にあります。(Lehargasseとの角)
ウィーンの中心リンク道路の外側にあり、オペラ座から歩くと約1kmの距離ですから、迷わなければ15分ぐらいでしょうか。
このカフェは入った瞬間に何とも言えない・・・"ウィーンのカフェ"としか形容できない空気に包まれます。
決して派手ではなく、しかし伝統を感じる装飾とそれにあった内装と調度品、どこか懐かしさを感じて、しかし場末的であって、でも決して汚くない・・・ここだけの時間が流れています。
私が個人的によく行くカフェはHeiner(ハイナー)とSperl(シュペルル)です。
ハイナーは場所もいいですし、トルテの質も高く軽食も美味しいですし、友達も働いているのでかなり頻繁に足を運んでいますね。
でもカフェハウスの雰囲気はSperlの方が好きです。
5月19日からレストラン、カフェも営業を再開していますが、3Gのどれかが証明できなければカフェに座ることはできません。
全く予約をしなかったこと、店内はテーブルの間隔を空けての営業ですから座席数にも制限があるわけで、座れるまで結構待ちました。
お腹も空いていましたし、メランジェをどうしても飲みたかったので店内の入口で待ってました。
知り合いの店員さんに挨拶をしたりしてやっと窓際の席に座ることができました。
以前のロックダウン明けのように、名前と電話番号、メールアドレスを登録するようになっています。
リストのそのまま手書きでもいいですし、店のオンラインサイトからもデジタルで登録できます。
もちろん店内に入る時にはFFP2マスク着用が義務付けられていますので、店員さんも皆マスクをつけての仕事です。
席に着いたらマスクを外せます。
もう注文するものは決まっていたのでメニューは見ませんでした。
ここに座って静かに物思いに耽っていると、コロナ禍であるとは思えません。