5月2日でロックダウンが終わり、博物館なども開き始め、17日からは学校も毎日になり、19日からはカフェ、レストランも営業を再開し、コロナ禍でもだいぶウィーンの街の空気も普通に感じるようになりました。
でも3G・・・getestet(検査結果が陰性),genesen(コロナから復活),geimpft(ワクチン接種)である人がレストランやカフェ店内に座れます。
これからどうなっていくでしょうか。
そんなこととは無関係に季節はめぐり、緑が多くなったきたウィーンは5月の香りが楽しめます。
今日は色々な場所に見られる花をお届けします。
こちらはドイツ語で
Goldregen (ゴルトレーゲン),
学名ではLabumum anagyroides、
日本語ではキバナフジとかキングサリと呼ばれています。
マメ科のキングサリ属です。
ドイツ語のGoldは金、Regenは雨なので "黄金の雨"なんていう直訳です。
背丈がかなり高いのもあり、黄色の花がまとまってたくさん咲いていますから遠くからでもよく目立ちます。
先日シェーンブルン宮殿のフジをお届けしましたが、花が咲いている時の形は色が違うだけでよく似ています。
原産はヨーロッパ南部で、開花時期は5月~6月です。
高さは3m~7mぐらいに達し、ぶら下がっているひとつの房が10cm~30cmぐらいで、ひとつひとつの花は蝶のような形をしています。
花が咲いた後、8月ぐらいにできる実は豆果です。
キバナフジはたいへんな毒性があることで知られています。
公園や庭などに多く見られ、ウィーン川沿いやウィーンの森南方面の高速道路沿いにもたくさん見ることができます。
写真は全て2021年5月11日14:40頃、Auer-Welsbach-Parkでの撮影です。