Pfingsten(聖霊降臨祭)2021年

去年から今年にかけての冬はそんなに寒くなかった感じがしますが、4月、5月の天気が悪く、雨が降る日が多いです。

朝はたいてい晴れていて青空が広がることが多いのですが、必ずと言っていいほど午後になるとにわか雨が数回降ります。

風が強い日も多く、春といっても肌寒く感じる日が多いような気がします。

この時期でも満開のマロニエが多く見られます。

 

さて、今日5月23日はPfingsten(プフィングステン)という祝日です。

もっとも今日は日曜日でもありますが。

 

Pfingsten(プフィングステン)は聖霊降臨祭、ペンテコステとも呼ばれ、イエスが復活し、その40日後にイエスは天に昇天、その10日後に再びイエスは弟子達の前に現れて様々な言語を伝えるという出来事があったことを祝う祭日です。

日本では"祭日"という表現は昭和23年、1948年に"国民の祝日に関する法律"が施行されてなくなり全て"祝日"となっていますが、こちらでは宗教的行事ですので祭日と表現してもいいでしょう。

今年の復活祭が4月4日、その後キリスト昇天祭が5月13日、その10日後の今日が聖霊降臨祭ということになります。

 

弟子たちが集まっていると、突然天から炎のような舌が現れ、1人1人の上に止まります。

すると弟子たちは精霊に満たされて、様々な国の言語を話し始めた・・・ということです。

これは新約聖書の"使徒言行録"の2章1節以降に見られます。

紀元後130年にはキリストのお祭りとしてすでに存在していたようです。

 

ペンテコステはギリシャ語で"50番目の日"を意味するペンテーコステーに由来しています。

これはユダヤ教においての過ぎ越しの祭りから50日後に祝われる"シャブオット"のギリシャ語訳ということです。

シャブオットはもともと春の収穫に感謝する農業祭でした。

復活祭もそうですが、ユダヤ教のお祭りをここでもキリスト教は受け継いでいたわけです。

 

今日の日曜日(Pfingstsonntag)と明日の月曜日(Pfingstmontag)はお休みです。

 

 

 

 

 

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