ウィーンのちょっと珍しいアングル 92

5月2日で4度目のロックダウンが解除され、5月3日から商店なども営業を再開しています。

5月17日・・・今週月曜日から学校は毎日登校となり、19日よりレストラン、カフェ、ホテルなどが営業再開となっていて、規制が緩和方向に向かっているウィーンです。

6月からはマスク着用義務がなくなるという噂すら流れています。

日も長くなり開放的な空気が流れているウィーンの街ですが、天気には最近恵まれていないです。

昨日も何回雨が降ったでしょうか。

雲の動きが相当複雑で、天気予報では軒並み雨マークが登場しています。

 

さて、今日はウィーンのちょっと珍しいアングルシリーズです。

前回のウィーンのちょっと珍しいアングル91ではフィアカーとシュテファン大聖堂を取り上げました。

 

ウィーンの街並みは上品さと優雅さを感じ、かつての帝国の都であったことを実感できます。

建物の多くは荘厳な石が積み上げられているように見えますが、骨組みはほとんどが煉瓦です。装飾的な石積みで作られている建物は、本当に石がそのまま切られて積まれているように見えるので、初めから石を積んで作っているんですか・・・という質問をお客様から受けることがあります。

右の写真に見られるように建物の壁の一部が剥がれていて、煉瓦がむき出しになっていることがわかります。

このような光景は街中を注意してい歩いているとよく見られます。


こちらはちょっとモダンな住宅の隙間から教会の塔が見えています。

教会だけ見ているとヨーロッパ文化を感じますが、周りの建物は全く違うスタイルです。

ここはウィーン23区のIn der Klausen4番地付近です。

この教会はPfarre Kalksburgです。

現在の姿は1801年の新古典主義の様式ですが、元々ここには16世紀からの礼拝堂があり、トルコ軍1回目のウィーン包囲で壊され、イエズス会へ渡り、イエズス会解散後の修復中に崩れ落ちて、その後今の姿になっています。

当時からオーストリア郊外にある印象的な教会として注目されていました。

今でもそれは変わりません。

 

 

 

 

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