5月2日で4度目のロックダウンが解除され、5月3日から商店なども営業を再開しています。
5月17日の月曜日から学校は毎日登校となり、本日19日よりレストラン、カフェ、ホテルなどが営業再開となっていて、規制が緩和方向に向かっているウィーンです。
街中はかなりこの時期らしい開放的な空気を感じますが、天気が良くなくて雨が降る日が毎日続いています。
全日雨ということではないですが、天気予報では毎日雨マークが見られます。
さて、シェーンブルン宮殿のフジのアーチに続いて、マロニエ、アカバナサンザシを掲載しましたが、今日は自然の中で多く見られる黄色い花をお届けします。
こちらはドイツ語でSchöllkraut(シェルクラウト)、学名ではChelidonium majus、日本語ではクサノオウです。
ケシ科のクサノオウ属で、原産はヨーロッパで、暖かい気候地域の地中海界隈を始め、ヨーロッパ全体的に見られ、また北アメリカにも移植され、分布しています。
開花時期は5月~9月で、高さは30cm~70cmです。
花弁は4枚で、直径2cmぐらいの黄色い花です。
茎や葉を切ると黄色い乳液が出て来ますが、アルカロイド成分を含む有毒です。
古くから薬草として用いられてきました。
また、アリによって増えていきます。
こちらでは林の縁や茂み、土手などに多く見られ、かなり密集して咲いています。
写真は2021年5月8日17:00頃、家の近所での撮影です。