ウィーン歴史地区の世界遺産の範囲

今日のウィーンは朝5:30の時点で0.6℃と意外と寒い朝です。

しかし日中は予報では17℃ぐらいにはなりそうで、そこそこ暖かい春の空気を楽しめると思います。

 

さて、現在オーストリアには10個の世界遺産が登録されているわけですが、ウィーンにはその中の2つがあります。

シェーンブルン宮殿とウィーン歴史地区です。

この"ウィーン歴史地区"とよく言われる表現からたいてい中心の旧市街地を想像されると思いますが、実際にはその旧市街地を丸ごと含んだかなり外側の部分まで含まれています。

 

ウィーン歴史地区が世界遺産に登録されたのは2001年12月です。

ウィーン中心部は少なくとも2000年の歴史があり、それらがよく保存されている街の価値、そして中世、バロック、19世紀後半とヨーロッパ文化と政治発展でも重要な役割を担い、その時代の様々な建築が残されていること、また音楽の都としても重要ということなどが理由として挙げられます。

 

 

     ※写真はウィーン市のホームページから引用  http://www.wien.gv.at/

 

 

世界遺産に登録されているウィーン歴史地区は、中心のKernzone とその外側のPufferzoneの2つから成り立っています。

 

Kernzoneは上の写真で見られる赤い線に囲まれた部分約371 haで約1.600の対象物が、PufferzoneはKernzoneの外側から青い線までで、約461 ha, 約2.950の対象物です。

 

Kernzoneは、旧市街地の1区に属するドナウ運河部分を除いた丸ごとを含み、3区、4区、7区、9区が少し含まれます。

例えば上の写真では右側の細長くなった部分はベルヴェデーレ宮殿で、ここは3区です。

カールス教会は4区です。

 

Pufferzoneは、Landstraße, Alte und Neue Wieden, Schaumburgergrund, Magdalenengrund, Windmühle, Laimgrube, Mariahilf, Spittelberg, Sankt Ulrich, Neubau, Josefstadt, Alservorstadt RoßauといったかつてのVorstadtの部分と、北側はBrigittenauer Lände, die Obere Donaustraße und die Untere Donaustraßeとなっています。

 

世界遺産に登録されているウィーン歴史地区はかなり広いことがわかりますね。

しかし、これだけ広くてもウィーン全体の面積や建物の数から見ると、ウィーン全体の2%にしかあたりません。

ウィーンの街はかなり広いことがあらためてわかりますね。

 

       

ウィーンの街の大きさについてはこちらから→ ウィーンは意外と広いです

 

                      ウィーン市の概要 

 

 

 

 

 

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