今日のウィーンは朝4:30の時点では4.9℃、日中は15℃ぐらいになりそうです。
April Wetterとも呼ばれる典型的なこの時期の天気が続いていましたが、昨日ぐらいから落ちついて、今日からはまた晴れマークが続きそうです。
街中を歩いているとコロナ禍という感じがしなくなってきましたが、まだまだロックダウン中のウィーンです。
さて、今日はコロナ禍とは無関係な自然の花をお届けします。
こちらはドイツ語ではBuschwindrößchen
(ブッシュヴィントレースヒェン)、
学名ではAnemone nemorosa,
日本語ではヤブイチゲとか学名通りのアネモネ・ネモロサと呼ばれています。
キンポウゲ科のイチリン草属で多年草です。
ドイツ語の Windrößchenは"風の小さい(可愛らしい)バラ"という直訳ですが、和名ではヤブイチゲというあまり可愛らしくない名前がついています。
黄色の花はこれから咲く所です。
2021年3月28日11:40頃、うちの庭で咲いている時に撮影しました。
開花時期は2月~4月、花の色は白、高さは5cm~20cmぐらいまで、花弁は6~8枚です。
葉は手の平の形のように広がり、ギザギザの特徴的な形をしています。
原産はヨーロッパ、アジア北東部です。
学名の"アネモネ"と言うと春に咲く球根や秋植えが知られているようですが、それとは別種です。
アネモネは150種類があり、例えばそのひとつにハナアネモネがあります。
草地や林や森の中に多く生育、自生していて密集して咲いていることが多いです。
写真は2021年4月9日12:40頃 うちの庭で撮影しました。
こちらはドイツ語でGelbes Windröschen(ゲルべス・ヴィントレースヒェン)、
学名でAnemone ranunculoides、日本語ではキバナイチゲです。
キンポウゲ科のイチリンソウ属で多年草です。
gelbはドイツ語では黄色という意味です。
原産はヨーロッパです。
上で紹介したヤブイチゲの黄色バージョンです。
開花時期は3月~5月、花の色は濃い黄色、高さは10cm~20cmです。
花が咲いた後に葉が登場します。
葉の先がのこぎりのようにギザギザになっていて、葉は花の下の周りにスカートを広げたように円形になっています。
写真は2021年4月9日12:40頃 うちの庭で撮影しました。