12月26日より3度目のロックダウンに入り、年が明けて1月6日の Heilige Drei Könige (ハイリゲ・ドライ・ケーニゲ)が終わるとクリスマス休暇も終わりという感じで、次の日の1月7日から学校もオンライン授業で始まりましたが、1月17日の11:00に記者会見が行われ、オーストリア政府は3度目のロックダウンを延長することを発表し、25日よりスーパーや公共交通機関では普通のマスクではなく、FFP2マスク着用が義務付けられました。
2月1日に2月8日以降の措置が発表され、2月3日にはさらにオーストリアへの新たな入国規制が発表されました。
2月7日がロックダウン最後の日となりました。
2月8日からは商店や美容室なども営業を開始し、博物館なども徐々にオープンし始めました。
ウィーンではかなり早くからPCR検査や抗原検査が行われていましたが、2月8日以降、例えば美容室など身体に接触するような場合は顧客自身が48時間以内の陰性証明を持参しなければいけなくなっています。
ウィーンでは検査施設が充実し、インターネット上から(電話も可能)簡単に個人情報登録をして検査を受ける証明書を発行させたり、各検査場所での日時の予約が入れられるようになっています。
ウィーンでは個々の症状によって検査できる場所が異なっています。
何の症状がない場合は以下の場所と指定された街中の薬局で Antigen-Test(抗原検査)を無料で受けることができます。
- Teststraße Aula der Wissenschaften (Walk-In)
- Teststraße Austria Center Vienna (Walk-In & Drive-In)
- Teststraße Ernst-Happel-Stadion (Drive-In)
- Teststraße Ferry-Dusika-Stadion (Walk-In)
- Teststraße Schloss Neugebäude (Walk-In)
- Teststraße Schloss Schönbrunn (Walk-In & Drive-In)
- Teststraße Schule Erlaaer Schleife (Walk-In)
- Teststraße Stadthalle (Walk-In)
- Teststraße Therme Wien (Walk-In)
もちろん症状が無い場合のPCR検査、症状がある場合のPCR検査もしっかり場所が決まっています。
また、オーストリア国家ガイド協会のオルガナイズにより、私達国家ガイドだけがPCR検査を、週1回毎週木曜日に無料で受けられる場所も2月初旬から確保されていて、そちらも私は利用しています。
ここでのPCR検査は一度個人情報を登録したQRコード入りの証明書、後は時間予約するだけで待ち時間が全くなく、すぐに検査してくれます。
かなり鼻の奥まで入れられるんですよね。
結果は翌日の正午までにはSMSとパスワードをかけたPDFファイルで送られて来ます。
今の所ずっとnegativ(陰性)です。
今週水曜日に美容室の予約を入れていたのですが、前日の火曜日の昼ぐらいまで陰性証明が必要であることをすっかり忘れていました。
慌ててウィーン市のサイトにアクセスして、14:30にPerater公園のStadionに予約を入れました。
ここはドライブスルーで検査が行われています。
車で乗り入れると係から登録済みのQRコードの提示を求められ、先に進んで身分証明書を持っているか聞かれます。
指定された番号にそのまま車で乗り入れます。
最初のコンテナでは係が例の金属綿棒を鼻の奥まで突っ込みます。
今回は運転席側からでしたから左の鼻のかなり奥まで突っ込まれました。
検査したその金属綿棒を係が特殊な液体に入れてかき混ぜ、使い捨ての検査スティックに3~4滴その液体を垂らしました。
検査スティックの結果を待っている時です。
思ったよりもガラガラで、この時間帯は30台もなかったと思います。
検査までも待ち時間は全くありませんでした。
右上の写真が検査スティックです。
このスティックの右側の丸い所に液体を垂らすと、試験紙に浸み込んで右から左へと色が変わって行きます。
やがて線が現れるのですが、右の写真のように線が1本の場合はnegativ・・・陰性ですね。
先が2本だと陽性となります。
順番が来て奥にある窓口で身分証明を提示すると書面で結果がもらえます。
よくオルガナイズされていて、快適に検査が受けられました。
PCR検査は72時間有効、Antigen Testは48時間以内の陰性証明ですから、検査することが日常生活では普通になって来ているような気がします。
ここのドライブスルーは快適ですね。
ちなみに4月1日より6日までロックダウンが始まることになっています。
実際はどうなるでしょうか。