ウィーンの旧市街は丸ごと世界遺産にもなっているので、大きな店舗を必要とするデパートなどは外側にあります。
旧市街には多くの店があるのでかなりの物が揃いますがデパートのような所は2件ぐらいでしょうか。
中心に近い西駅まで伸びるマリアヒルファー通りは有名です。
また、大きなショッピングセンターも外側にあり、SCS、Donauzentrumなどは有名です。
観光でウィーンに来た人はたいてい旧市街でお土産などを買われると思います。
それとは別に観光客の方がシャトルバスに並んでまでも行くアウトレットのParndorf(パルンドルフ)はここ数年で日本でも少し知られるようになってきました。
Parndorfはウィーンから南東方面へ約50km離れたEisenstadtを州都とするBurgenland州にあり人口4.400の小さな街です。
その一角の高速道路のすぐ脇に大きなアウトレットショッピングモールがあります。
ここはアウトレットは1998年にオープンし、その後大きくなり、2012年の3月の終わりにオープンした所を含め、Designer Outlet Parndorf とFashion Outlet Parndorf大きく2つの部分に分かれています。
よく知られたメーカーを始め200以上の店が並んでいて、アウトレットですから正規価格で買うよりは物によっては遥かに安いです。
Macやカフェなどもあってくつろぐこともでき、子供達の遊び場も作られています。
地元の人は車で出かけます。
ここにはとても大きな駐車場が完備しています。
ここにしか売ってない物があるので、うちも年に2~3回ぐらいは車で買い物に来ます。
今回は去年9月2日に行って来た時の様子です。
以前と違うのは中国人が全くと言っていい程いませんでした。
ここは中国人の団体ツアーが貸し切りバスで頻繁に買い物に来ていて、このエリアにホテルまでも立っています。
コロナ過の中で入国が規制されていることが原因でしょう。
でもこの時はそれなりに賑わっていて、オーストリアからの地元、ハンガリーやスロヴァキアなどの周辺国からの個人の買い物客が多かったですね。
国立オペラ座正面からリンク道路を挟んだ反対側の所に路面電車や路線バスが止まる停留所があり、
そこからアウトレットのParndorf(パルンドルフ)行の送迎バスが出ます。
バスが出る時間帯には多くの観光客が並んでいて、遠くからでもすぐにわかります。
お客様からもパルンドルフに行きたいのですが・・・という質問もたまにあります。
ここで買い物は楽しくできますし、ブラブラ歩いているだけでも面白いとは思いますが、ウィーンの街の観光を犠牲にしてまでも行く所ではないとガイドの立場からは思います。
ウィーンに何日も滞在される方でショッピングに興味があれば面白いかもしれません。
※現在シャトルバスは運行していません