オーストリアは感染者数が再び増加傾向になっています。
しかもイギリス、南アフリカの変異ウィルスの他にブラジルからの変異ウィルスも確認されることになりそうです。
本当に生活がいつになったら普通に戻るのか・・・逆にコロナ禍のこの状況が日常になってしまいそうです。
さて、今日は知られざる美しい中庭風景シリーズです。
前回の知られざる美しい中庭風景88ではウィーン旧市街の宮殿を取り上げました。
今回は旧市街と郊外です。
こちらはウィーンに詳しい方であればここがどこでどうしてこんなにたくさんの人が集まっているのかわかるでしょう。
ここは王宮の一番古い部分であるスイス宮です。
このスイス宮の一角にBurgkapelle・・・王宮礼拝堂があります。
このBurgkapelleが古文書で最初に登場するのは1296年となっていて、スイス宮の南部分に位置していました。
ハプスブルグ家のアルブレヒト1世が、1287年~1288年にここを後期ロマネスク様式で建築させたようで、その後1423年~1426年にアルブレヒト5世が増築をさせています。
その後フリードリヒ3世が1447年~1449年にゴシック様式に改築させ、現在見られる姿になっています。
これはある日曜日の10:30頃の光景です。
ここではウィーン少年合唱団のミサが行われることで有名でこの時間帯になると、多くの人が集まって来て、ミサが終わった後のウィーン少年合唱団の子供達が出て来るのを待っているんですね。
こちらは雰囲気が一転して緑豊かな中庭空間です。
正面にはリンゴの木が植えられていて、小さなペットハウスが見られます。
ここには猫が住んでいるんですね。
この中庭はベートーヴェンゆかりの地のひとつであるハイリゲンシュタットの遺書の家です。
ここは2017年7月3日から改装工事が行われてしばらくクローズしていましたが、大きくリニューアルされて同年11月25日にオープニングセレモニーが行われ、以前と同じ時間帯で再び見学できるようになりました。
中庭に通じる扉は最近閉まっていることが多いのですが、ここが開いていたらラッキーです。
是非奥に行って見ましょう。