冬の時期・・コロナ禍の市立公園

ウィーンの冬は何十年も前のように日中マイナスになることはほとんどありません。

例えば一昨年から去年2020年の冬は日中マイナスになったのはたった3日だけ、それもマイナス1℃ぐらいでした。

朝方は-1℃~-5℃ぐらいになる時はありますが、日中はプラスです。

温暖化のせいで、冬はそこまで寒くなく、プラス10℃ぐらいという日が多いでしょう。

しかし・・・

今日から寒くなり、朝4:00の時点でウィーンはマイナス6.4℃、日中の最高気温もマイナス4℃という予報で、数日間マイナスが続くようです。

 

冬でも青空が広がる日が多く、青空が広がれば街もより美しく見えますね。

今日はこの冬の時期・・・コロナ禍の市立公園をお届けします。

 


 

市立公園はガイドブックでも有名なヨハン・シュトラウス像を始め、シューベルトやブルックナー、フランツ・レハールなど有名人の銅像が多くあり、同時に色々な花が植えられていて、ウィーン市MA42の管轄です。

広さは65.000m²もあり、公園の中にはウィーン川が流れています。

ここはウィーンの街中とは思えない空気を感じられます。

通常の観光でもかなり頻繁にここを訪れます。

しかし、コロナ禍となった今では地元の人が歩いているだけで、ひっそりとしています。

 


 

こちらは市立公園にある花時計です。

この花時計は、クアサロンというルネッサンス様式の宮殿のような建物をバックに、この公園の花道的な所に作られ、「Unsere Gärten」・・・(私達の庭という直訳)というロゴと蝶のシンボルが見えます。

このシンボルはウィーンの公園の多くに見られ、ベンチにも貼ってあります。

市立公園はリンク道路沿いでは一番大きな公園です。

ウィーンは森の都と形容されますが、ヨーロッパの街では街の広さに対して緑の比率が最も高いです。

 

右は桜の木なのですが・・・。

御存知の方は多いと思いますが、ここには1996年に岐阜市から贈られた桜が植えられていました。

岐阜市とウィーン12区のMeidling区は姉妹都市関係があります。

かなり大きくなり、毎年白い花を咲かせていましたが、一昨年におそらく病気だったせいか(実は確認してませんが)切り落とされてしまったんですね。

根から全て掘り起こされて、何もない状態が続いていましたが、この前ここを散歩した時にはここに新しい桜が植えられていました。

これからこの桜が大きくなっていくのが楽しみです。

 

 

 

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