去年のクリスマスは新型コロナウィルスのお陰で、クリスマス市も中止となり、全くと言っていい程観光客もいない地元だけの寂しいクリスマスとなりました。
それでも例年通りウィーンの街中はクリスマス時期のイルミネーションが設置されましたが、それも年が明けてまもなく終わりになります。
Heilige Drei Könige (ハイリゲ・ドライ・ケーニゲ)が終わるとクリスマス休暇も終わりという感じで、次の日の1月7日から学校も始まるわけですが、今年は12月26日からの3回目のロックダウンのお陰で学校開始は18日の週からということになっています。
さらに昨日そのロックダウンが1月24日まで延長されるという発表がありました。
クリスマスのイルミネーションはまもなく取り外されるので、その前にもうちょっとイルミネーションの街並みを紹介します。
先日はウィーン街中のイルミネーション、ウィーン街中のイルミネーション2、ウィーン街中のイルミネーション3をお届し、お陰様で好評を頂きました。
こちらはいかにもウィーンらしい・・・というかかつての帝国の都を思わせるイルミネーションですね。
ヨーロッパで一番長く続いたハプスブルグ家に詳しい方はこのイルミネーションを見た瞬間にすぐオーストリア帝国の帝冠(ルドルフ2世の帝冠)であることがわかります。
そのヨーロッパで一番長く続いたハプスブルグ家の下に歴代神聖ローマ帝国の皇帝や王様の称号があったので、このウィーンという街は皇帝の居城として永く君臨してきたわけです。
この通りはグラーベンを横切ってペータース教会に通じているHabsbrugergasse(ハプスブルグガーガッセ)です。
まさにハプスブルグ家の名前がそのまま通りに名前になっています。
こちらはグラーベンのシュテファン大聖堂側とは反対側のほぼ延長上にあるBognergasseです。
この通りには有名なエンゲル薬局があり、奥にはAm Hof、右側にはTuchlaubenがあります。
この地域は何年も前からウィーン旧市街の新たなショッピング地区として高級店が並ぶようになりました。
高級時計が多く扱われているWAGNER、ヴィトン、右にはPRADAが見えていますね。
ここはグラーベンのような華やかさはない少し閑静なしかし洗練された空気が感じられる通りで、ここには円柱形のイルミネーションが施されています。