知られざる美しい中庭風景 87

今日のウィーンは朝7:30の時点でマイナス0.5℃でした。

しかし日中はいい天気になりそうで、散歩でもしようかなと思っています。

クリスマスも終わり、年の終わりに向けての空気が一気に感じられるようになったウィーンです。

カレンダーではクリスマスは終わっても、クリスマスツリー🎄は1月6日までは飾っておく習慣があるため、クリスマスツリーも一緒に年を越すことになります。

 

さて、今日は知られざる美しい中庭風景シリーズです。

前回の知られざる美しい中庭風景86ではドナウ河沿いにある歴史ある街シュタインから掲載しましたが、今回はウィーンです。

 

こちらは非常に細い通りのように見えますが、ウィーン旧市街一角の中庭空間です。

奥の建物の壁には蔦が絡まっているのも印象的です。

ここはDorotheergasse18番地で、Lutherische Stadtkirche

(ルター派シュタット教会)です。

左側に出っ張った入口が見えていますが、ここは教会に通じていて、右側の扉が開いている建物は教会のオフィスやホールなどがあります。

Dorotheergasseに面している入口側には街の建物に混ざりながら新古典主義様式の教会らしい切妻を持ったファサードですが、教会自体は当時ローマ・カトリックのKönigin修道会の付属教会としてルネッサンス様式で1583年に建てられましたが、1782年にヨーゼフ2世によって閉鎖になりました。

その後1783年にルター派や改革派が当時のKönigin修道会の一部を購入し、改革派はそこにウィーンである意味では最初のプロテスタント教会を建て、ルター派はKönigin修道会の当時の中心的部分と教会部分をもらいます。

写真では見ることができませんが、ここには2つの教会が隣同士になっているんですね。

このすぐそばには有名なアンティークデパート"ドロテウム"があります。


こちらはかなり広い中庭空間です。

右側にはバルコニーがたくさん見えていて、人々の生活空間を感じます。

この場所はウィーン20区の区役所がある空間ですが、ここにはうちの子供がお世話になっている日本語補習校(日本語を話す子供の会)があり、そこの日本で言う4階の高さから見た中庭風景です。

写真で見られるのはこの中庭空間の一部だけなのですが、実際にはかなり広く、緑豊かな閑静な空間です。

いくつもの建物に囲まれているこのような大きな中庭は旧市街ではあまり見ることができませんが、外側では頻繁に見られます。

以下Googeマップから引用したこの中庭に全体図を掲載しますので御覧下さい。

 

 

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