ウィーン 街中のイルミネーション(2020年)

今日のウィーンは朝7:00の気温が2.5℃、うちの界隈はかなり濃い霧が立ち込めています。

今日も曇りの予報で、暗い空になりそうです。

 

オーストリアでは12月7日より規制が段階的緩和されて、商店なども営業を再開してはいるものの、クリスマス市もクローズとなり、クリスマスらしくない異例のクリスマス時期となっています。

それでもクリスマスまで1週間を切り、ここ数日続けて中心部を歩いているのですが、コロナ禍とは思えない人出で、クリスマスプレゼントを早く買わないと・・・という空気が伝わってきますね。

それなりに活気がありますが、やはり寂しさを感じます。

クリスマスツリーを売る業者がいつもの場所でクリスマスの空気を盛り上げてくれています。

 

今日はウィーンの街中のイルミネーションをお届けします。

コロナ禍であっても例年通り、ウィーンの街中のイルミネーションは見られます。

 

こちらはケルントナー通りです。

たいてのガイドブックではウィーンの一番の目抜き通りと紹介されていて、国立オペラ座とシュテファン大聖堂を結んでいます。

ウィーンを個人で観光する人はここを何度となく歩くと思います。

3大歩行者天国の中では一番長く、ローマ時代から存在していた歴史ある通りです。

ここは細かいイルミネーションがカーテンのように垂れ下がり、その中には大きな4つの星が輝いていて、それが左右交互に取り付けられています。

これは昨日の光景です。

 


こちらはGraben (グラーベン)のイルミネーションです。

Grabenはケルントナー通りとシュテファン大聖堂の間にあるStock im Eisen Platzからコールマルクトまでの約300mで、広場のような通りで、ウィーンでは最も美しい歩行者天国です。ここにはペスト記念柱も立っています。

ローマ時代ヴィンドボナの頃は堀になっていた所なので、堀=Grabenということです。

ここのイルミネーションは鳥が羽ばたいているような雰囲気で、左右の建物に全部で10個取り付けられています。

イルミネーションがない通常のグラーベンも美しいですが、この時期はひと際印象的です。

多くの人が立ち止まって写真を撮っています。

左側にたくさんのクリスマスツリーが売られているのが見えますね。

本来この場所にはプンシュスタンドがあって、人々が語り合っている光景が見られるのですが、今年はプンシュが飲めなくて残念です。

家で作ろうと思います。

 


こちらはコールマルクトです。

3つの歩行者天国では一番短く、200mぐらいの通りで、グラーベンとミヒャエル広場を結んでいます。ここには高級店が多く並んでいることで知られ、有名なDEMELもあります。

ここは満天の星のように小さなイルミネーションが無数に灯されていてまるで銀河のようです。

写真はグラーベン側からの眺めです。

この奥に王宮のミヒャエル宮が見えるのですが、ここではほとんどわかりません。

 

イルミネーションがなくてもこれらの通りはウィーンらしくて上品さがあり、歩くだけで楽しくなりますが、クリスマス時期はまた雰囲気が違います。

 

 

 

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