今日のウィーンは朝7:00で3.5℃、日中も5℃ぐらいで、しかも雨マークが見られ、太陽がすがたを見せないどんよりとした1日になりそうです。
ここ数日はずっと空はグレーですね。
クリスマスがどんどん近づいて来ていますね。
今年は11月3日以降の再ロックダウンが12月6日まで続き、クリスマス市も中止となる異例のAdvent時期となりました。
それでも一昨日ADVENTKRANZに2本目のロウソクを多くの人が灯したはずですし、ニコロの習慣もきっと各家庭で楽しまれたはずです。
12月7日より、再ロックダウンの規制が少し緩和されたことにより、商店も感染対策をしっかりした上で営業を再開しています。
クリスマス市は中止になっても、クリスマスプレゼントが無いクリスマスはあり得ない・・・やはりこれからクリスマスプレゼントを買う人が多くなるはずです。
ちなみにKMU Forschung Austriaによればこの再ロックダウンでの地元商業の損失はウィーンだけでも300.000.000ユーロということですから相当なものです。
多くの人は家族とクリスマスを過ごします。
そのため、それぞれにクリスマスプレゼントを渡すので買い物も大変です。
さて、今日はウィーンではクリスマスプレゼントに何を贈るかという傾向を見てみましょう。
右の表は今年2020年度のクリスマスに何を贈るか・・・という統計で、オーストリアの経済情報新聞Wiener Wirtschaft2020年12月3日号に掲載されていたものです。
本が一番多く、おもちゃ、商品券がベスト3となっています。アルコールやタバコが好きな人にとっては、クリスマスプレゼントとしてもらうのは嬉しいのでしょうか。
クリスマスは年間を通して一番重要ではありますが、誕生日ではないのでプレゼントは高価な物ではなくても、気の利いた物がよしとされていることからも納得できます。
実際には一人に買うわけではなく、複数のプレゼントを用意するわけですから、金銭的にも1人だけにそう多くはかけられません。
本 | 43% |
おもちゃ | 35% |
商品券 | 33% |
衣料品 | 32% |
香水、化粧品 | 23% |
嗜好品(酒、コーヒー、タバコなど) | 16% |
現金 | 16% |
ここでちょっと私の過去の経験をお話しします。
当時付き合っていた彼女にクリスマスプレゼントをどうしようかと考えていました。
彼女は当時、新車に乗っていてスノータイヤが必要になっていたんです。
タイヤまとめて4つは結構高いので出費がかさむな~と嘆いていたのを見て、そうだ、スノータイヤをクリスマスプレゼントにすればいい、これはいいアイデアだと自信を持って提案しました。
(本来クリスマスプレゼントは相手に内緒で用意しますが、この場合は状況的に先に提案しました)
彼女の反応はとっても驚いて、同時に呆れたようにスノータイヤをクリスマスプレゼントにするなんて、何ロマンのないこと言ってるのと、半ば怒られて「Sicher, nicht!」とハッキリ断られました。
自分は役に立つものだし金銭的に助かるだろうと思ったんですけどね・・・。
まぁ、確かにクリスマスプレゼントがスノータイヤなんて夢が無さすぎますね。(笑)
この統計ではウィーンの85%の人がクリスマスプレゼントを買い、1人の平均支出額は320ユーロとなっています。
今年は新型コロナウィルスの影響で予算も去年と比べたら少ないということです。
どうしてクリスマスプレゼントを買うかということについては
70%が相手を幸せにさせることが、自分の喜びであると答え、
伝統であると答えた人は36%、
相手も自分にプレゼントしてくれるからと答えた人は17%でした。
こちらではクリスマスプレゼントを持って来るのは、Christkind(クリストキント)・・・子供のキリストで、サンタクロースではありません!