ウィーンはヨーロッパの街では車の所持率がかなり高いと言われています。
街中を歩けば至る所に路上駐車が見られます。
お客様からも「ものすごい路駐の状況ですね」とか「こちらは路駐が許可されているのですか」という質問がよくあります。
ウィーンの生活に慣れてしまうと当たり前ですが、日本で路駐をすればすぐにレッカー移動でしょう。
街の歴史がずっと古いので、後から来た車が共存させてもらっている・・・という感じです。
ここ数年ぐらいから電気自動車が普及し始めています。
街中の一角やスーパーの駐車場など知らないうちに充電スタンドが設置されていますね。
2017年5月16日付で電気自動車は普及するか?というタイトルで電気自動車の導入や主要自動車メーカーの電気自動車の種類と価格を、2019年7月11日には電気自動車の普及率を紹介しました。
その後オーストリアでの電気自動車はどうなっているでしょうか?
こちらはオーストリアの連邦産業院(WKO)が発行する経済新聞 "Wiener Wirtschaft"
2020年9月3日号に掲載されていたもので、情報源はStatistik
Austriaからです。
左の統計はすでに登録済みの電気自動車数です。
2016年以降毎年増加していて、今年はすでに35.077台が走っています。
右の統計は新車認可数で今年はすでに5869台認可されています。
電気自動車を購入するにあたってオーストリア政府からの補助金が今年7月1日より5.000ユーロとなりました。
3年前は一時的に4.000ユーロでしたが、その後は3.000ユーロの補助でした。
これも条件が良くなっています。
地球にやさしい環境を作り出すためにオーストリアは積極的に取り組んでいます。
今後はディーゼル、ガソリン車の数がどんどん減少して、電気自動車に移行せざるを得ない環境になっていく傾向にあります。
うちもいずれ電気自動車になりそうです。