オーストリアは11月3日より再ロックダウンに入り、昨日より商店の営業時間を19時までに制限しました。
昼間はあまり規制を感じない空気が流れていますが、確かに夜は車の流れも少なく、人々も引きこもっているような感じがしますね。
最近1日の感染者数が著しく増加しています。
これから冬に向けて寒くなって行くでしょうし、日が冬至に向かってさらに短くなります。
本来であればクリスマスが近づくワクワクさを感じるのですが、今年は今の所ちょっとそんな気持ちにならないような気がします。
さて、日本でもそうですがいわゆる3蜜を避けるとなると自然に触れたくなります。
先日はヴァッハウ渓谷の秋を話題にしましたが、今日はうちのお気に入りの散歩コース・・・秋のぶどう畑をお届けします。
こちらはうちのお気に入りの散歩コースのひとつであるStammersdorf界隈で、最近10月終りの青空が広がる午後のひと時です。
この界隈は"Stadtwanderweg 5"があり、ぶどう畑が広がる長閑な風景に出会えます。
Stadtwanderweg (シュタットヴァンダーヴェーク)はウィーン市が管理しているウィーン市内のハイキングコースで全部で9コース(11コース)あります。
直訳すれば街のハイキングコースです。
Stammersdorfは観光化された有名なGrinzingなどのホイリゲ街とは違い、昔ならではの本来のホイリゲがたくさんあり、ぶどう畑が広がる長閑な自然の中にテーブルを設けている店が多くあります。
Stammersdorfはメイン通り界隈とStammersdorfer Kellergasse界隈に大きく分けることができ、特にStammersdrofer Kellergasse界隈の雰囲気は情緒があり、とてもウィーンとは思えません。
右上の写真はこの時点で営業しているホイリゲです。
Stadtwanderweg5はウィーン21区のStammersdorfからNiederösterreichに入るBisamberg、Langenzersdorf、Hagenbrunnの全長10.3kmです。Bisambergは標高358mのちょっとした山で、このStadtwanderweg5号線の代表名となっています。
Stammersdorf界隈にはコースから枝分かれした情緒ある石畳の迷路のような小路が多くあり、ここを歩くだけでも本当に楽しいです。
途中たくさんのキノコにも出会いました。
右上の写真の奥にはウィーンの中心方面が見えているのがわかりますか?
ホイリゲ、ぶどう畑の中を貫く石畳、農家、長閑な自然、背景に見えるウィーンの中心部・・・繰り返しますがここがウィーンとはとても思えません。
秋のぶどう畑も素敵です。