ウィーンでは11月2日夜に信じられないテロが起きました。
犯人は最初に発砲してから9分後には警官隊によって射殺されたということです。
永世中立国のオーストリア、国連都市もある首都ウィーンでのこの出来事はショックであり未だに信じられません。
その後、犯人がどのような行動をとったか、どういう人物であるか、犠牲者のことについてなど詳細が明らかになっていますが、それにはあえてここでは触れません。
このようなことをする奴は本当、自分だけで勝手に死んでほしいと思います。
その次の日3日・・・一昨日からオーストリアは再ロックダウンに入っています。
昨日の朝、美容室の予約があったので髪の毛を切ってもらうために街中に行きました。
再ロックダウンでも美容室の営業は今回許されています。
その後街中をぶらぶら散策しました。
もう25年以上も通っている美容室がウィーン旧市街のSchottentorに近い所にあります。
コロナ禍の今では車での移動ばかりなのですが、前回駐車スペースを探すのに苦労したので、今回は地下鉄で行きました。
テロのことがよぎりましたが、そんなことはなかったかのように普通に人々が行き来していました。
地下鉄も混んでましたね。
でも駅には警官が巡回していました。
PratersternでU2(地下鉄2号線)に乗り換えたのですがよく見たら武装警官が数人立っていました。
右上の写真はPraterstern駅です。
人々は全く普通に歩いていますね。
再ロックダウンと言っても、3月や4月と違って、規制はそこまで厳しくはないです。
レストランなどはテイクアウトと配達のみとなっていますが、店舗はかなり営業しています。
左上の写真はシュテファン広場で、ウィーンのシンボルのひとつシュテファン大聖堂前です。
警官がパトカーと共に広場の真ん中にいて治安維持にあたっています。
10:00ちょっと前ですが、この界隈の人通りは少なかったですね。
でも街はいたって平和で、ウィーンの空気を感じました。
こちらはグラーベンです。
グラーベンではクリスマスイルミネーションの設置が行われていました。
そうです、本来であれば早い所では11月初旬に、来週、再来週にはクリスマス市が始まるのですが、今年はコロナのため、現時点では市庁舎のクリスマス市が12月からということぐらいで、それらしい空気は感じません。
特定の場所だけ認められて、しかもプンシュスタンドがない規制がかかったクリスマス市になるかもしれません。
Schottentorからリンクの内側に入って、教会なども見ながらぶらぶら歩いて来ましたから、実は上のシュテファン広場の写真よりも前の時間です。
このイルミネーションは5つの部分から成り立っていて、その内4つは本体で、残りの部分は王冠です。
ひとつの重さは少なくても200㎏はあるということを以前作業員から聞いたことがあります。
因みにコールマルクトはすでにイルミネーションが設置されていました。
コロナ過でもクリスマスを実感できるウィーンのこの時期の街の空気です。
警官は色々な場所に立っていましたが、テロが本当にあったとは思えない、ウィーンの日常の空気を感じました。