早いもので今日から11月です。
昨日はハロウィンでしたが、今年は新型コロナウィルス感染拡大ということで、少なくともうちの近所では子供達はほとんど出歩かなかったようです。
今日11月1日はAllerheiligen(万聖節)ですが、昨日オーストリア政府より2度目のロックダウンを行うという発表があったためAllerheiligenについては明日にし、今日は新型コロナウィルス関連情報アップデートを掲載します。
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オーストリア連邦保健省によれば、31日(土)15時現在、新たにオーストリア国内で4.901名の新型コロナウイルス(COVID-19)感染の確定症例及び27名の死亡事例が発生した旨報告されました。これでオーストリアにおける確定症例は106.784名(内死亡数:1.109名、治癒数:67.226名))となります。
国内発生状況
(州:累計確定症例数(前日比))
・ウィーン市(州) :32.000名(+835)
・オーバーエスタライヒ州:18.045名(+1.152)
・ニーダーエスタライヒ州:15.913名(+681)
・チロル州 :13.323名(+643)
・シュタイアーマルク州 : 9.576名(+658)
・ザルツブルク州 : 6.982名(+303)
・フォアアールベルク州 : 5.599名(+302)
・ケルンテン州 : 2.898名(+239)
・ブルゲンラント州 : 2.448名(+88)
(州:死亡数(前日比)、治癒数)
・ウィーン市(州) :339名(+4)、22.389名
・オーバーエスタライヒ州:124名(+6)、10.744名
・ニーダーエスタライヒ州:176名(+8)、10.414名
・チロル州 :123名(+1)、 9.531名
・シュタイアーマルク州 :219名(+4)、 4.747名
・ザルツブルク州 : 51名(+0)、 3.848名
・フォアアールベルク州 : 33名(+0)、 2.532名
・ケルンテン州 : 20名(+1)、 1.639名
・ブルゲンラント州 : 24名(+3)、 1.382名
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31日、オーストリア政府は11月3日(火)午前0時より11月30日までの間、2度目のロックダウンを実施する旨発表しました。措置の概要については以下のとおりです。
・文化行事、余暇行事、スポーツは不可。
・宿泊施設の利用は職業上の理由が無い限り不可。
・飲食店の営業は配達とテイクアウトを除き不可。
・学校の上級学年や大学はディスタンスラーニングに移行。幼稚園と義務教育はこれまでどおりの運営を継続するが、感染状況を特に注視する。
・生産活動は継続し、美容院等を含む店舗の営業は維持。
・ホームオフィスが可能な場合には、これを推奨。
・ロックダウン期間中、プライベートで人と会うときは最大2世帯まで(人数制限無し)。
・20時から翌6時までの間、外出制限を実施。以下の例外を除き自宅からの外出不可。
ア 身体、生命、財産への直接的危険の回避
イ 助けが必要な人の世話と支援、家族の権利行使及び家族の義務履行
ウ 日々の生活のための必需品の確保
エ 必要な限りにおける職務上の目的
オ 肉体的及び精神的な保養のための屋外滞在
・介護・養護施設への訪問は管理され、入居者、従業員、訪問者への最低週1回の定期的な検査を実施。
【参考】
■ オーストリア保健省
〇新型コロナウイルス情報(独語)
https://www.sozialministerium.at/Services/News-und-Events/Neuartiges-Coronavirus-(2019-nCov).html
〇新型コロナウイルス・ホットライン(独語・英語)
Infoline Coronavirus: 0800 555 621 (月-金,9:00-17:00)
ウェブサイト:https://www.ages.at/themen/krankheitserreger/coronavirus/
■ 日本厚生労働省
〇新型コロナウイルス関連情報
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
○新型コロナウイルスに関するQ&A
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html
■ 世界保健機関(WHO)
○ウェブサイト:https://www.who.int/health-topics/coronavirus
(問い合わせ先)
○在オーストリア日本国大使館
住所:Hessgasse 6, 1010 Vienna, Austria
電話: (市外局番01)531920
Fax: (市外局番01)5320590
ホームページ:https://www.at.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
1回目のロックダウンと比べると緩さを感じますが、最近の感染者数増加を見ると、止むを得ない措置と言えるでしょうか。
前回のロックダウンはスーパー、銀行、薬局、医療機関(等)以外は全てクローズし、必要最低限の稼働でしたが、今回学校は義務教育の年齢までは幼稚園を含めて運営され、店舗営業も維持されますが、レストラン、カフェなどは営業停止、ホテルなども仕事以外では宿泊不可となります。
20時以降は例外を除き外出禁止ということで、ひと月とは言えかなり経済にも影響を与えることになります。
昨日の会見でクルツ首相は、オーストリアの健康医療は世界で最もいいシステムのひとつであることを強調しながらも、他国に見られるような医療機関逼迫(ひっぱく)を避けるためにも今回の決断は必要不可欠であるということで国民に理解を求めていました。