ウィーンは公共交通機関が非常に発達しているので、ウィーンに住んでいる限り車が無くても不便さは感じないでしょうか。
にもかかわらずウィーンは車の所持率がかなり高い街と言われています。
ウィーンは415km²とかなり広い街ですから、実際には車があれば便利ですし、ウィーンの郊外にも魅力的な場所が多くあり、何と言ってもオーストリアはアルプスを大きく横たえて持っている国で、郊外に美しい長閑な風景が広がっていますので、車はある意味では必需品とも言えます。
最近は電気自動車の割合も多くなってきました。
オーストリアではディーゼル車やガソリン車など、どのくらいの割合なのかを見てみましょう。
PKW (一般乗用車) | 割合 | |
全登録台数 | 5.039.548 | 72% |
ディーゼル車 | 2.772.854 | 55% |
ガソリン車 | 2.179.235 | 43.2% |
電気自動車 | 29.523 | 0.6% |
天然ガス車 | 2.602 | 0.1% |
液体ガス車 | 2 | 0% |
ガソリンと天然ガス | 3.144 | 0.1% |
ガソリンと液体ガス | 330 | 0% |
ハイブリッドガソリン | 45.645 | 0.9% |
ハイブリッドディーゼル | 6.172 | 0.1% |
水素自動車 | 41 | 9% |
上の統計はStatistik Austriaからのもので2019年度のまとめです。
対象はPKW (Personenkraftwagen)・・・いわゆる一般乗用車です。
全登録台数72%とはオーストリアにおいての"車両"全体の割合です。
以前よりも少なくなりましたが全体の55%がディーゼル車で半数以上を占めています。
ガソリン車は43.2%ですね。
電気自動車はまだ0.6%ですが、今後はもっと普及してくるでしょう。
ディーゼルの燃費がいいこともあり、ハイブリッド車は思ったほど普及しなかったようです。
環境問題を考えて自動車税も高くなり、徐々に規制もされていくと思うので今後は状況も変わって行くことになるでしょう。