昨日は午後15:30頃に一時的に強い雨が降りました。
ウィーンは広い街ですからウィーン市全体に雨が降ったかどうかは分かりませんが、うちの地域はかなり暗い雲が押し寄せて雷が鳴ってるなと思ったらパラパラと雨が降り始め、10分と経たないうちに激しい雨となりました。
最近雨はなく、かなり乾燥していたので植物にとってはよかったですね。
今日まで日中の気温が25℃を越えそうですが、明日からは気温が下がり、雨マークが2日続くようです。
秋分の日も過ぎて日がどんど短くなり秋を感じるウィーンです。
さて、今日は週末のグラーベンをお届けします。
先週末土曜日(9月19日)、10:00頃のグラーベンの様子です。
人通りは多くありません。
9月21日(月)から新たな新型コロナウイルス対策措置がとられているため、マスクを着用している人が多いです。
マスクも今となってはコロナのお陰で街の景観になっていますね。
こちらでは日本と違ってもともとマスクを付ける習慣はなかったわけですから、そういう意味では新たな習慣となってしまいました。
それを除けば何事もないように平穏に時が流れているような空気です。
Graben (グラーベン)はケルントナー通りとシュテファン大聖堂の間にあるStock im Eisen Platzからコールマルクトまでの約300mで、広場のような通りです。
ローマ時代ヴィンドボナの頃は堀になっていた所なので、堀=Grabenということです。
ヴィンドボナの中心部を囲んだ城壁の南側の堀グラーベンは、コールマルクトを越えたもっと奥にある現在のNaglergasseの終わりまで続いていました。
バーベンベルク時代の12世紀の終わり、ウィーンの街を拡張する際に城壁が築かれていく中で、おそらくその時にローマ時代の残りの城壁と共にこの堀が埋められ、整備されました。
13世紀終わりには市場でもあり、果物なども売られ、14世紀前半はキャベツ、15世紀にはその他の野菜も売られていました。
場所がらよく、お祭りや皇帝や大公などの凱旋セレモニーも開かれています。
1973年5月にシュテファン広場の地下鉄の建設に伴い、それに先立った1971年には試験的にウィーンで最初の歩行者天国とになります。
グラーベンにはJosefsbrunnen(ヨゼフの泉)、Leopoldsbrunnen(レオポルドの泉)、ペスト記念柱の3つがあります。
個人的にグラーベンは大好きですね。
ここの雰囲気は洗練された優雅さ・・・ウィーンらしさを感じます。