こちらは日本と比べると年間を通して空気は乾燥していて、梅雨がない気候です。
晴天が続き、雨が少ない時などは街中の緑や木々を見るとすぐにわかります。
ウィーンは"森の都"と言われるように、ヨーロッパの街では街の広さに対して緑の比率が最も多い街です。
ウィーンを歩けば緑豊かであることがすぐに実感できます。
その緑も水分が必要ですから、市の係が水まきをしている姿はよく見かけます。
5年以上前に最近自動スプリンクラーが多く見られることを話題にしたことがありました。
ここ数年で知らない間に多くの場所に自動スプリンクラーが設置されています。
シェーンブルン宮殿でも見られますよ。
こちらはシェーンブルン宮殿の前庭の芝生の部分に設置していあるスプリンクラーです。
このスプリンクラーは回転して水を散水するタイプのもので、小型ですがかなりの勢いがあります。
写真の右側の地面のかなり奥まで濡れているのがわかります。
この場所は5月にアカバナサンザシが素敵な花を咲かせる所で、スプリンクラーを設置するため、だいぶ前に溝が掘られていたことを思い出します。
宮殿の広さからすればちょっとした緑ですが、目に優しく、視覚的にも重要な役割を担っています。
新型コロナウィルス拡大前までは、隣国の人達が(日本から見て)配慮無しに芝生に入り込んで写真を撮っている姿が毎日見られ、困ったものです。
気が付けば私は毎日のように注意しています。
歴史ある国なのにどうしてマナーが悪いんでしょうかね・・・。