お客様から"アイスコーヒー"を飲みたいんですが"・・・"という御質問がよくありま
ウィーンはカフェ文化が根付いている街ですから、アイスコーヒーも当然あるだろうと思われると思いますが、実は日本的なアイスコーヒーはほとんど期待できません。
それこそスタバにでも行けば提供されていますが、一般的なカフェハウスにはありません。
そもそもコーヒーは熱いものですから、それを冷たくして飲むという習慣があまりなかったからでしょう。
それでも最近はGekühlter Kaffee...冷たいコーヒーとして日本で飲めるようなアイスコーヒーを提供しているカフェハウスはありますね。
こちらでアイスコーヒーと言えば"Wiener Eiskaffee" (ヴィーナー アイスカフェ)です。
今日は私が常連となっているハイナーのWiener Eiskaffeeをお届けします。
ハイナーのWiener Eiskaffeeはこちらに見られるように意外とシンプルに提供されます。
日本で飲まれているアイスコーヒーとはだいぶ違いますね。
Wiener Eiskaffeeにはバニラアイスが入っていて、そこにMoca(いわゆるエスプレッソ)が注がれ、そしてミルクが入ります。
バニラアイスを最初に入れてコーヒーを注ぐ場合と、コーヒーの中にバニラアイスを後から入れる場合とあるようです。
そして決して甘くない生クリームが上に載せられ、チョコレートが振り掛けられます。
冷たいバニラアイスがコーヒーの中で混ざって大変おいしいです。
個人的にはこれを飲むことはそんなに多くはありませんが、疲れて喉が渇いた時にはたまに注文しています。
私がハイナーでイチゴのミルクセーキをよく注文することは知られているので、え、今日はWiener Eiskaffeeを飲むんですか?と店の人に驚かれます。
どこかのカフェハウスに入って"アイスコーヒー"と注文すると、たいていウィーン風アイスコーヒーが出てきますので、これを飲みたくない方は店の人に聞かれたらいいですね。