休暇と言えば地元ではオーストリア周辺のイタリア、クロアチア、地中海の島々など海に出かける人が多いわけですが、今年は新型コロナウィルス拡大の影響でオーストリア国内で休暇を過ごす人が非常に多いです。
オーストリアは海こそは現在ではありませんが、ヨーロッパアルプスが横たわり、氷河から形成されたたくさんの湖が存在し、長閑な美しい風景が国内に広がっています。
ウィーンはかつての帝国の都・・・荘厳な建造物が建ち並ぶ優雅な洗練された街というイメージですが、その反面 "森の都"と形容される遠り、ヨーロッパの街の中で、街の広さに対し緑の比率が最も高い街と言われています。
ウィーンの森という響きはあまりにも有名です。
さて、今日はうちのお気に入りのスポットのひとつであるウィーンの花壇庭園を紹介します。
ウィーン22区の一角にあるBlumengärten Hirschstetten der Stadt Wien (ブルーメンゲルテン・ヒルシュシュテッテン・デア・シュタットヴィーン)はウィーン支局MA42が管理している地元で有名な花壇庭園です。
"Hirschstetten"はウィーン22区にある地名のひとつです。
花壇庭園なので植物庭園なのですが、植物だけでなく動物も多く見られます。
ウィーンの街中に植えられている花などはここでも栽培されていて、色々な種類の植物や木々が植えられています。
ここはウィーンの街中に見られる公園とは全く違います。
ここは地元では有名な場所なので、訪れている人は地元人以外はまず見たことがありません。
広さは60.000m²もあり、24の文化小屋、温室、大きなグラスハウス3つを始め至る所にありとあらゆる植物が植えられています。
子供達のための遊び場や迷路、動物達も飼育されていて実際は植物園、動物園、公園がいっしょになっているような花壇庭園なので、街中にある自然公園的な感じです。
ウィーンの街中で見られる公園とは全く雰囲気が違い、ここを訪れると逆にウィーンの街に多く見られる公園がまた違った目線で見られます。
テーマ別に分かれた庭園や池もあってここを歩いているだけで十分楽しめます。
うちがここに来ると必ず迷路に入ります。
もう数えきれないぐらいここの迷路に入っているので、コースは覚えてしまいましたが、出られない人は30分以上はかかるようです。
それぞれの場所で、その場所独自の空気を楽しめます。
ウィーン市の自然に対するコンセプトを感じ取ることができます。
ここは中心からは行きづらいのが唯一の欠点ですが、行く価値は十分あります。
うちはいつも車で出かけていますが、公共交通機関を使ってもアクセスできます。
地下鉄U1で、Kagranerplatz まで、そこから22Aのバスです。
営業時間(2020年度)
3月26日~10月18日まで
火~日 9:00~18:00
(6月~8月の土は20:00まで)
月曜日 休園
※花の販売はなし
入場無料
http://www.wien.gv.at/umwelt/parks/blumengaerten-hirschstetten/