ウィーンの街には色々な標識が立っています。
それらは街に溶け込んでいるので普段意識しなければ気になりませんが、実際非常に多いことが分かります。
観光中によくお客様から「Einbahn」(アインバーン)ってどういう意味ですかと聞かれるます。
ドイツ語をちょっと知っている方だとBahnだからこっちの方向に駅があるのですか・・・と言われる方も意外と多いです。
それ以外にもちょっと個性ありそうな標識も今まで話題にしていました。
おもしろい標識、乗馬禁止、サラマンダ―注意、自転車禁止、公園にある禁止標識、そり禁止標識、
馬車禁止標識などいくつか話題にしています。
前述したEinbahn標識の反対側に立てられているものです。
私は毎朝軽いジョギングしているのですが、いつものジョギングコースの小さなローカルの交差点にパトカーが止まっていて、警官が3人立っていました。
遠くから見ているとこんな長閑な場所で何か起きたのかな・・・なんていうちょっと重々しい空気を感じたのですが、いつものコース(Marchfeldkanal)に入りたかったのでまるでそこをブロックしているように見えた警官に声をかけてみました。
「ここから先は入れないのですか? 何か起きましたか?」
すると警官の1人は「いいえ、何も起きてないです。どうぞ入って下さい」と言いました。
ちょっと気にはなりましたが警官のそばを走り抜けてMarchfeldkanalへ入りました。
軽くここを一周して、再び警官がいる場所に戻って来たのですが、彼らは向こうから走って来た車を捕まえていました。
ただの検問だったのかと思いました。
さて、翌日買い物帰りに車でそこを通ったのですが、え、車両侵入禁止標識がいつからここに立ってるのって感じでビックリしましたね。
すぐさまなぜ昨日ここに警官が立っていたのか理解できました。
上の写真に見られる車両侵入禁止標識は新しいものでまだ見たことがありませんでした。
標識の中に誰かの落書きを思わせるような白い色で" AUSGEN.🚲"という自転車は除くという注意書きがされています。
通常は「Einbahn」(アインバーン)に見られるように補助標識なのですが、直接標識に書かれているのを見たのは初めてです。
一瞬見にくいです。
ここが一方通行になったということは、警官が立っていた所には、確かに一方通行の標識も立てられていました。
最初、こんな所を一方通行にして何考えてるんだろう・・・と思いましたが、冷製に考えると大きなスーパーやちょっとしたショッピングエリアに行く人や、Niederösterreich方面に行く人の交通量が明らかに減るという長所があるので、若干家に帰るのが遠回りになりましたがよしとしましょう。