ウィーンの夜も素敵です。歴史的な建造物がライトアップされますから昼間とは違った印象を与えます。
同じ場所でも昼間と夜とは全く違う雰囲気になる所がたくさんあります。
暗いですからライトアップしている周りの建物はあまりよく見えないわけで、逆にライトアップされている所が映えるわけですね。
決して派手なライトアップではありませんが、荘厳な建造物が暗闇から浮かび上がって来るような印象を与えてくれます。
さて、前回の美しいライトアップ14では遠くから見た重要な建造物のライトアップを紹介しました。
今回は近くから荘厳な建物を見てみましょう。
こちらは列柱構造がとても印象的な建物で、ライトアップの効果が見事です。
この建物はウィーン旧市街の一角にあるCoburg宮殿です。
この宮殿は建築家Adolf Korompayによって1845年に完成しています。
写真で見られるように見上げたアングルになっていますが、この宮殿はCoburgbasteiという19世紀半ばに取り壊されることになるウィーン中心部を囲んでいた城壁の上に建っています。
Coburgファミリーの最後の方が1994年まで住んでいましたが、第2次世界大戦の占領時代は旧ソ連軍が利用し、1955年~1997年まではオーストリア連邦鉄道(ÖBB)が2階にあり、現在はホテルになっています。
こちらの建物はすぐにわかりますか?
ライトアップの効果が素晴らしく、建造物がより豪華に見えます。
そうです、こちらは国立オペラ座です。
でもちょっと見て下さい。
国立オペラ座をリンク道路側の正面からではなく、後ろ側から見ています。
つまり左側奥にホテルザッハーがあります。
堂々としたルネッサンス様式の国立オペラ座もこのようなライトアップになるとまるで宮殿のように見えます。
国立オペラ座もウィーン滞在中には何度となく見ると思いますが、ライトアップしたオペラ座は雰囲気が全く違います。