6月4日より隣国からの入国時の検査及び自己隔離措置をイタリアを除き以降停止することも発表され、6月16日以降は特定の31か国(以下特定国一覧参照)からの入国制限の解除となり、21日からスペインに対しても解除されました。
6月6日にはオーストリア政府からの新型ウィルスに関しての統計その2を、6月17日には新型ウィルスに関しての統計その3を紹介しました。
6月15日(月)からマスク着用義務が緩和されていて、昨日7月1日飲食店の営業規制も緩和され普通の生活に戻りつつあります。
しかし・・・
オーストリア政府は日本を含む第三国からのオーストリアへの入国規制を残念ながら継続することが昨日発表されました。
東京では5月2日以降、新たに100人以上の感染が確認され、1日当たりの新規感染者数として緊急事態宣言解除後の最多を更新しました。
やっぱりそうなんです。
規制を緩和するのが早かったんです。
こちらオーストリアでも同様、マスク着用義務が6月15日から公共交通機関、薬局を含む保健関連施設、1メートルの最低距離を確保できないサービス業(理髪店等)以外では緩和されたこともあり、気持ちが緩んだ人が続出し、再び1日の感染者数が増加し始めています。
オーストリアでは特にリンツを州都とするOberösterreichでの増加が著しくなっていて、現時点で1.400人が自宅待機(Quarantäne)となっています。
リンツの„Freien Christengemeinde“でクラスターが発生、また学校も再閉鎖する所が出て来ました。
ウィーン市交通局でもマスクキャンペーンを強化しています。
オーストリアの健康保険省によれば、今までに620.866人が検査されて、先週だけでも約42.300人に検査が行われています。
昨日「日本を含むシェンゲン域外国からの入国規制を7月1日から緩和する旨のEUの決定に対するオーストリア側の措置については,30日19時現在,まだ発表されておりません」とお知らせしたわけですが、オーストリア政府は状況から判断して、EU域外15か国に対する渡航制限の緩和の勧告については,あくまでも勧告に過ぎないとして,オーストリアへの(日本を含む)第三国人の入国規制措置は当面継続する旨発表しました。
日本の皆さん、オーストリアに来られるのはもう少し時間がかかるようです・・・。