ウィーンによく見られるこの時期の花 308(ヤマボウシ/ベニヤマボウシ)

6月に入りこれから夏至に向かって日がもう少し長くなります。

先週と比べると気温は高いものの、天気はまだ不安定気味です。

天気予報も晴れマークと雨マークの両方が毎日見られますね。

現時点ではかなり強い雨が降っているウィーンです。

 

さて、前回はこの時期至る所に見られるニワトコを掲載しましたが、今日の花も庭などによく植えられています。

 

 

こちらはドイツ語では

Japanischer Blumen-Hartriegel、

学名ではCornus kousa,

日本語ではヤマボウシ(山法師)です。

 

ミズキ科、ミズキ属の落葉小高木です。

今日の花には"Japanischer"・・・日本のという名前がドイツ語に見られますね。

原産は日本や台湾、朝鮮半島です。

日本でも野山に自生しているヤマボウシを見ることができると思います。

 

ミズキ属は日本では5種が自生しているそうですが、こちらは本州から九州に分布しているようです。

 


 

開花時期は6月~7月、高さは5m~10mぐらいで、枝先に花びらのように見える白ないし白緑色の苞(ほう)を4枚つけ、その中央にとても小さな緑色の花があります。

葉は楕円形、卵円形で、4cm~15㎝ぐらいでしょうか。

9月頃に果実が赤く熟して食べられます。

まとまってたくさんの花を咲かせるので、遠くからでも存在感があり、堂々としています。

 


 

こちらは花弁のように見える苞が淡紅色ですね。

ベニヤマボウシ・・・Cornus kousa f. rosea です。

白の種類よりも少し遅れて開花します。

 

写真は全て2020年5月24日 13:30頃、うちの庭で咲いているものです。

 

 

 

 

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