ウィーンは拡大防止規制が徐々に緩和され、人出も多くなってきました。
日中の気温が25℃前後、半袖でちょうどいい青空が広がるいい天気が続いています。
通常の生活は徐々に戻りつつあるとはいえ、大きなイベントなどはまだまだです。
本来この週末に開かれるはずであったGenuss Festivalも今年は中止となり非常に残念です。
さて、今日はこの時期のよく見られる花をお届けします。
ちょっと距離があるので、写真を見る限り、白い花がたくさん咲いているのが見にくいかもしれません。
これはドイツ語でGewöhnliche Robinie
(ゲヴェーンリヒェ・ロビーニエ)、
学名でRobinia pseudoacacia、
日本語ではニセアカシアです。
ハリエンジュとも呼ばれているでしょうか。
マメ科のハリエンジュ属で、落葉高木です。
原産は北アメリカ東部で、日本には明治5年に渡来しました。
ニセアカシアはヨーロッパを始め、色々な所に移植されてオーストリアでも様々な所で見ることができ、街路樹として植えられていたり、山地で野生化しているものもたくさんあります。
花全体の大きさは15cm~20cmぐらいでしょうか。
ひとつの花は2cmぐらいでいい香りを放ちます。
葉は3cmぐらいの大きさで、楕円形をしていて、鳥の羽のように左右にいくつも並んでいるので、花が咲いてなくてもそれとわかります。
花が咲いた後に、5つぶほどの豆が入った5cm~15cmぐらいの長さの鞘(さや)がぶらさがります。
写真は2020年5月6日12:30頃、ドナウ運河沿いで撮影しました。