アーチの奥に見える風景 26

ウィーンはかつての帝国の都・・・ヨーロッパで一番長く続いたハプスブルグ王朝の居城であり、同時に歴代神聖ローマ帝国の皇帝の居城として永らく栄えてきました。

街を歩くだけでヨーロッパ文化を肌で感じられ、様々な建築様式の建物に出会えます。

ウィーンは優雅な街です。

そんな建造物には多くのアーチが当たり前のように取り入れられていて、それがまた街のカラーとなっています。

今日はアーチの奥に見える風景シリーズです。

前回のアーチの奥に見える風景25では2つの宮殿を取り上げました。

今回は宮殿ではありません。

 


 

こちらはギリシャやイタリアの地中海の島を思わせるような雰囲気で、あまりオーストリアらしくないかもしれません。

古そうな石の壁、細い石畳の路地にかかる不均等なアーチです。

もうお気づきだと思いますが、左の写真と右の写真は同じ場所ですが、それぞれ反対方向から見ています。

ゴシック的アーチも半円アーチもちょっと中途半端な形をしていますね。

この場所はヴァッハウ渓谷にあるデュルンシュタインです。

この街はドナウ河沿いにある人口900人弱のおとぎ話に出て来るようなとても可愛らしい小さな街で、少し高い所に位置しています。

この界隈はとても風情があって個人的に大好きですね。

 

 

 

 

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