日中の気温が20℃前後、少し朝の冷え込みを感じる春のウィーンです。
3月16日から,生活必需品店等の例外を除き店舗は閉店となっていましたが、イースター明けの4月14日から400平米までの小規模店舗,ホームセンター及び園芸用品店の営業が許可され、5月1日からは全ての店舗,ショッピングセンター,理髪店の営業も許可される見通しです。
4月6日(月)からは食料品店入店時に鼻と口を覆うマスク着用も義務づけられていますが、状況は好転していると言えるでしょうか。
今日は状況報告です。
オーストリアにお住まいの皆様及び
たびレジ登録者の皆様へ
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オーストリア連邦保健省によれば,22日(水)15時現在,新たにオーストリア国内で79名の新型コロナウイルス(COVID-19)感染の確定症例及び19名の死亡事例が報告されました。これでオーストリアにおける確定症例は14.889名(内死亡数:510名,治癒数:11.328名))となります。
国内発生状況(州:累計確定症例数(前日比))
・チロル州 :3.440名(+7) (内死亡95名,治癒2.869名)
・ニーダーエーステライヒ州:2.519名(+18) (内死亡87名,治癒1.685名)
・ウィーン市 :2.247名(+27) (内死亡104名,治癒1.677名)
・オーバーエーステライヒ州:2.218名(+7) (内死亡47名,治癒1.944名)
・シュタイアーマルク州 :1.679名(+14) (内死亡110名,治癒 904名)
・ザルツブルク州 :1.205名(+0) (内死亡33名,治癒 951名)
・フォアアールベルク州 : 868名(+5) (内死亡 13名,治癒 740名)
・ケルンテン州 : 402名(+0) (内死亡 12名,治癒 331名)
・ブルゲンラント州 : 311名(+1) (内死亡 9名,治癒 227名)
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22日,ANAのウィーン-羽田直行便の運休期間が5月31日(日)まで延長される旨発表されました。5月16日以降のフランクフルト経由での帰国便情報については,判明次第お知らせ致します。
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新型コロナウイルスは風邪と同様に,せきやくしゃみなどの飛沫で感染するとされていますので,手洗い,人混みを避ける等の基本的な感染症対策に努めてください。
なお,オーストリア保健・栄養安全機関(AGES)は,新型コロナウイルスへの感染の疑いがない人については通常の石鹸で十分であると強調し,消毒液は医療目的で消毒が必要な人・機関により使用されるべきであるとしています。
参考:コロナウイルス感染予防措置
・定期的に,約30秒間石鹸で手洗いをする
・顔(特に口,目,鼻)を指で触らない
・握手と抱擁を避ける
・鼻をかむ際,咳をする際は使い捨てティッシュに行うか,腕で口・鼻を覆って行う。ハンカチを使う場合は使用した後で捨てる。
<以下は4月21日の発表内容です>
4月21日,クルツ首相は関係閣僚と共同で記者会見を開き,5月以降の段階的規制緩和措置に関する発表を行いました。
クルツ首相は,新規感染者数の推移が良好な経過をたどっており,引き続き段階的な規制緩和が可能であるとし,経過を観察しつつ「非常ブレーキ」を踏めるようにするため2週間毎に規制緩和を実施する旨述べ,概要以下のとおり発表しました。
・5月1日から全ての商店を再開し,理髪店等でのサービスの提供が可能となる。ただし,マスク着用及び他人との1メートルの距離の確保が条件となる。
・学校に関し,5月4日より高校卒業試験(大学入学資格取得試験)及び職業訓練修了のための準備を開始する。他の学校に関して,5月15日より段階的に学校運営を再開できるようにする。
・5月15日よりレストランの営業を再開する。再開後の営業可能時間は23時までとする。従業員によるマスク着用や顧客数の制限が条件となる。詳細は28日に発表予定。
・役所の窓口業務を5月15日に再開する。
・欧州における旅行の自由化には,感染者数の推移も考慮しつつ関係国間で合意する必要があり,時間を要する。今夏はできる限り国内で休暇を過ごすことを勧める。
・5月1日から外出規制が緩和され,親しい親戚・友人との集まりも可能となるが,詳細は28日(火)に発表する。
【参考】
■ オーストリア保健省
〇新型コロナウイルス情報(独語)
https://www.sozialministerium.at/Services/News-und-Events/Neuartiges-Coronavirus-(2019-nCov).html
〇新型コロナウイルス・ホットライン(独語・英語)
Infoline Coronavirus: 0800 555 621 (月-金,9:00-17:00)
ウェブサイト:https://www.ages.at/themen/krankheitserreger/coronavirus/
■ 日本厚生労働省
〇新型コロナウイルス関連情報
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
○新型コロナウイルスに関するQ&A
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html
■ 世界保健機関(WHO)
○ウェブサイト:https://www.who.int/health-topics/coronavirus
(問い合わせ先)
○在オーストリア日本国大使館
住所:Hessgasse 6, 1010 Vienna, Austria
電話: (市外局番01)531920
Fax: (市外局番01)5320590
ホームページ:https://www.at.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
日本は緊急事態宣言が全国に出され、まもなくゴールデンウイークです。
諸外国と同じような増加傾向をたどっていますが、こちらの拡大防止策と比べると甘く感じます。
ウィルスの感染拡大はウィルス自身ではなく、人間が感染させているので、1人1人がしっかり自覚して行動すれば、結果的に自分、家族を守り、感染拡大は抑えられると思います。
今は辛抱時です。