3月16日から生活必需品店等の例外を除き店舗は閉店となっていましたが、イースター明けの先週4月14日から400平米までの小規模店舗,ホームセンター及び園芸用品店の営業が許可されて1週間が経ちます。
明らかに人の出が多くなっていて、交通量も増えています。
気の緩みを何となく感じますが、引き続き気を引き締めて2次感染しないように気をつけて頂きたいですね。
ウィーンは日曜日から気温が少し下がって日中20℃を下回るようになりましたが、青空が広がるいい天気が続いています。
前回はスミミザクラをお届けしましたが、同じサクラでも今日はまたちょっと違います。
こちらはドイツ語で
Gewöhnliche Traubenkirsche
(ゲヴェーンリヒェ トラウベンキルシェ)、
学名ではPrunus padus L.,
日本語ではエゾノウワミズザクラです。
漢字で書くと"蝦夷の上溝桜" です。
落葉性の低木でバラ科のサクラ属で、ヨーロッパ北部やアジア北部に自生するサクラの一種です。
日本では北海道や青森県に見られるようですが、青森県で見つかったのは最近だそうです。
この写真だと日差しが強いこともあって、ちょっと分かりにくいと思いますが、全体的に細長く白い花がたくさん咲いています。
サクラ属は必ず"Prunus"です。
遠くから見るとサクラのように見えるベニバスモモもPrunus cerasifera、前回のスミミザクラもそうですね。
開花時期は4月~5月で、枝先にブラシのように20~40のたくさんの白い花をつけます。
花弁は5枚で、2cmぐらいの大きさでしょうか。
花の真ん中は緑色をしています。
高さは10m~15mぐらいです。
葉は卵のような形をしていて、互い違いに生えます。長さは5cm~9cmぐらいで、幅は3cm~7cmぐらいでしょうか。エゾノウワミズザクラは平地や山地に見られますが、こちらでは公園や街路樹などにも多く植えられていて、うちのすぐ目の前の通りにも数本植えられています。
写真は全て2020年4月10日14:20頃、うちのすぐそばで撮影しました。