ウィーンによく見られるこの時期の花 293(キケマン属)

復活祭が日曜日、そして昨日のOstermontagで復活祭休暇が終わりとなり、今日から普通に社会が動きます。

しかし今年の復活祭は新型コロナウィルスの影響で例年通りの復活祭の空気を街中で味合うことができませんでした。

それでもうちは例年通りたまごに色をぬったりOsterschinkenを食べたりなどしました。

 

この春の時期は色々な花が咲きますが、このコーナーでも毎年ウィーンによく見られる特徴的な花を話題にしています。

毎年、もしくは数年ごとに時期特有の同じ花を話題にしていますが、季節を感じるものとして個人的にはそれでいいと思っていますし、同じ花でも撮影場所と時間が違いますからそれを過去のものと比較してみるのもおもしろいわけです。

今日のこの花はウィーンの森などに多く咲いているもので、街中ではあまり見られないかもしれません。

 

こちらはドイツ語では

Hohler Lerchensporn

(ホーラー・レルヒェンシュポルン)、

 

学名ではCorydalis cava、

日本語では正確にわかりませんが、キケマン属です。

学名の通りで"コリダリス カヴァ"でもいいのかなと思います。

 

ケシ科、ケマンソウ亜科、キケマン属で、多年草で、たいてい大量に密集して咲いていて、ウィーンの森や郊外などの茂みのような所で見られます。

 

 

開花時期は3月~5月です。

高さは20cmぐらいまでで、垂直に花を咲かせます。

花の色は紫と白です。

花弁は10~20枚ぐらいです。

写真を見るとわかりますが、2色の色が印象的です。

キケマン属は種類が多く、世界400種以上あると言われています。

日本でも20種類ぐらいはあるそうです。

 

このコリダリス カヴァは中央ヨーロッパや南ヨーロッパに多く分布していて、北へ行く程見られなくなります。

 

 

写真は2020年3月28日 17:10頃、ベートーヴェンの散歩道で撮影しました。

 

 

 

 

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