ウィーンによく見られるこの時期の花 287(ヒメリュウキンカ)

先週の金曜日までは日中20℃ぐらいの春の陽気でしたが、次の日の土曜日は朝方から雨となり気温が10℃ぐらい下がり、また冬がぶり返したみたいです。

予報によれば朝方はマイナスを示しています。

土曜日はうちの庭の温度計では朝6:30で+1℃を示していて、幸いにして草木は凍っていませんでした。

何年か前もあったのですが、春の陽気が続いて花が咲き始めても、寒気のぶり返しのお陰で傷んでしまいます。

今週の木曜日までは冬の予報ですね。

 

さて、この時期の花としてすでにキバナセツブンソウマツユキソウニオイガマズミプリムラニオイスミレユキワリソウを話題にしましたが、今日のこの花も今年は早く咲いています。

 

 

こちらはドイツ語ではScharbockskraut

(シャルボックスクラウト)、

学名ではRanunculus ficaria,

日本語ではヒメリュウキンカ

(姫立金花)です。

 

キンポウゲ科でキンポウゲ属の多年草で、地面からちょっとの高さで、間隔を空けてとても多く咲いています。

遠くから見ているとキバナセツブンソウやタンポポのようにも見えるのですが近くで見れば違いますね。

 

 

 

 


 

開花時期は3月~5月、高さ5~15cm、光沢のある黄色い花を咲かせます。

花弁は8枚~12枚です。

葉は地面の低い所でかなり密集して見られ、ハート型でちょっとギザギザが入っています。

原産はヨーロッパで、日本では園芸用として入って来たものが野生化したそうです。

ウィーンの街中の公園などには必ずと言っていい程見られ、また標高1400mぐらいまでの山地の林の中や森などにも野生のヒメリュウキンカがたくさん咲いています。

民家の庭などにも非常に多く見られます。

 

1番上と右上の写真は2020年3月12日 10:00頃、左上は2020年3月12日10:30頃、ベートーヴェンの散歩道界隈で撮影しました。

 

 

 

 

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